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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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血闘(スカラムーシュ)
SCARAMOUCHE

血闘(スカラムーシュ)
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1952年
アメリカ
時間118分
監督ジョージ・シドニー
脚本ロナルド・ミラー、ジョージ・クローシェル
音楽ヴィクター・ヤング
出演スチュワート・グレンジャー、メル・ファーラー、ジャネット・リー、エリノア・パーカー

 剣戟映画としては、最近ではA・バンデラスの「ゾロ」シリーズなどが挙げられるが、この作品は正に、剣戟映画の王道をゆくがごとき作品で、優雅なロマンチシズムただよう一編なのだ。加えて音楽が、流麗なメロディーで知られるヴィクター・ヤングなのもうれしいが、ヒッチコックの「サイコ」で、シャワー室の美女を演じた、ジャネット・リーが、初々しい娘役で出演しているのも、また見のがせないところだ。
 時は18世紀、フランス革命前のパリが舞台である。主人公のアンドレ(スチュワート・グレンジャー)は、匿名の仕送りで生活している青年だ。貴族の隠し子である彼は、仕送りの主(父親)の屋敷を探り出し面会に向かう。そのころ、同じ屋敷に向かう貴族の娘アリーヌ(ジャネット・リー)と偶然知り合う。二人は互いに好意を持つが、アンドレは、娘との会話から自分の妹では、と思い悩む。このあと、王党一の名剣士、ノエル侯爵(メル・ファーラー)に、親友の革命家を目前で殺されたことから、報復を誓うアンドレの復讐譚が一気に本題に入っていく。王党に追われる身となった彼は、旅回り一座に身を隠し、密かに剣の腕を磨きながら、旅役者“スカラムーシュ”としても名をあげる。一座の看板娘レノール(エリノア・パーカー)との恋や、アンドレに想いを寄せるアリーヌのもどかしい恋心を織り交ぜながら、コミカルな芝居もふんだんに描かれる。開巻からの血闘はもとより、チャンバラシーンは全篇を通じて用意され、主人公アンドレが、宿敵ノエルの指南役から、細かな手ほどきを受ける場面など、なかなか面白い。中でも、ノエル役のメル・ファーラーが見せる、端正な剣さばきは溜息物の見事さだ。そして訪れる終盤の、劇場内でのチャンバラは、舞台から二階席、階段、客席へと、観衆の見守る中での闘いで、満足感いっぱいの剣戟シーンが楽しめる。それも、最近の映画にありがちな、アクロバチックなものでなく、人間の持つ基本的な運動能力をアクションの原点にしている点がうれしい。チャンバラ好きにオススメの作品であります。
(2007/07/16)

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