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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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Jocasi

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大いなる西部
The Big Country

大いなる西部
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1958年
アメリカ
時間166分
監督ウィリアム・ワイラー
脚本ジェームズ・R・ウェッブ、サイ・バートレット、ロバート・ワイラー
音楽ジェローム・モロス
出演グレゴリー・ペック、チャールトン・ヘストン、ジーン・シモンズ、キャロル・ベイカー、パール・アイヴス

  この映画のタイトルをデザインしたソウル・バスは、他にも「ウェストサイド物語」など数多くのタイトルを手がけ、ズバ抜けた斬新さでその名を知られている。そしてこの作品でもその実力を遺憾なく発揮している。
 テキサスの広大な原野を6頭立ての馬車が疾走する場面に、雄大でのびやかなジェローム・モロスの音楽が流れ、開巻から心躍るすべり出しである。原題の「The Big Country」を印象付ける素晴らしいタイトルだ。

やがて、サンラファエルの町に到着した馬車から降り立ったのは、東部からやってきた船長のジム・マッケイ(グレゴリー・ペック)である。彼は、この町の有力者で牧場主のひとり娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚の約束を交わしていたのだ。だが、そこに待っていたのは、彼女に好意を抱くテルリ牧場の牧童頭リーチ(チャールトン・ヘストン)のむきだしの敵意だった。東部男ジムの帽子や服装はこの地では格好の“からかい”の的だったが、ジムは意にも介さない。それは彼の信条が“非暴力”であり“平和主義”だったからだ。しかし、根っからの西部男リーチにはそんなジムはただの“臆病者”でしかなく、彼は事あるごとにジムに喧嘩を吹っ掛け、二人の間に対立の構図が生まれてしまう……。
 さらに、水源地の相続人ジュリー(ジ−ン・シモンズ)も牧場主同士の長年にわたる“水源地争い”に巻き込まれ、雄大な西部を舞台に絡み合う人間ドラマがここに展開されていく。

 監督ワイラーは、登場人物それぞれに豊かな個性を持たせることで、ドラマに奥行きを付けている。つまり、そうすることで一人ひとりの感情の起伏が観客に手に取るように伝わり、トラブルに至る状況を容易に納得させるのである。従ってここにはいわゆる“悪人”は登場しない。そのトラブルの結果がアクションシーンに発展。リンチ場面や牧場襲撃、そしてあの壮絶な月光下での、果てなく続く殴り合い名場面を生むことになるのだ。
(2006/12/9)

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