正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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個別映画評

ヴェラクルス
Vera Cruz

ヴェラクルス
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1954年
アメリカ
時間94分
監督ロバート・アルドリッチ
脚本ローランド・キビー、ジェームズ・R・ウェッブ
音楽ヒューゴ・フリードホーファー
出演ゲイリー・クーパー、バート・ランカスター、シーザー・ロメロ、ドニーズ・ダルセル

 当時、この映画が公開されていた劇場の入り口には、G・クーパーが拳銃を構えて立つ姿の巨大な看板があり、子供だった私はとても興奮したものだ。映画が始まり、“VERACRUZ”の真っ赤なタイトルが出ると、食い入るように見入ったのを覚えているが、今でもこのタイトルを見ると、当時の記憶が甦る。
 物語は、次のテロップで始まる。「南北戦争後、メキシコでは外国の支配を嫌い、マクシミリアン皇帝に対する革命の火の手があがった。この動乱にアメリカから、元軍人や無法者が群れを成して流れ込んだ。ある者は一人で来た」。この“一人で来た男”が、主人公の元南軍大佐ベン・トレーン(ゲイリー・クーパー)だ。彼は、ならず者ジョー・エリン(バート・ランカスター)と出合うが、お互いが互角と見て、探り合いながらも友情を抱くのだ。時はメキシコ動乱のさなか、二人は伯爵令嬢の護衛を引き受ける。が、実は伯爵夫人、そしてその夫の侯爵も胸に一物あるワルで、馬車に仕込まれた300万ドルの金貨を狙って画策していたのだ。かくして金貨奪還をねらうメキシコ革命軍も絡み、物語はヴェラクルズの港を目指して展開していく。
 この映画を傑作西部劇たらしめたのは、まぎれもなくB・ランカスターであろう。全身黒ずくめのいでたちで、自信過剰のなならず者を演じ、白い歯を見せ“ニッ”と笑う不敵な姿が、この映画のタイトルとリンクして観客の心に刻み込まれてしまうのだ。また、うれしいのは、若き日のチャールズ・ブロンソンが当時の名前“ブチンスキー”としてチョイ役で出ていたり、アーネスト・ボーグナインが、金貨をねらう無法者一味の仲間だったりで、最後までまったく飽きることがないのである。もちろんハデなガンプレイも見どころだが、ちょっとザンネンなのは、主人公のG・クーパーが、行動的なB・ランカスターのカゲに隠れておとなしく見え、損をしているところである。
(2007/03/01)

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