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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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眼下の敵
The Enemy Below

眼下の敵
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1957年
アメリカ
時間98分
監督ディック・パウエル
脚本ウェンデル・メイズ
音楽リー・ハーライン
出演ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス、アル・ヘディソン、セオドア・バイケル

この映画で頼れる潜水艦長を演じるクルト・ユルゲンスは、学生時代に見たこの頃の映画に多く出演していて、その渋い魅力で、当時の映画雑誌「スクリーン」などの表紙を、よく飾っていた。また、アンドレ・カイヤット監督の「眼には眼を」では、砂漠を連れ回された上、放り出される医者役だった事を、まるで昨日見た映画のように思い出す。彼はこの年、四本の映画に出演しており、その“売れっ子”振りがうかがえる。当時、テレビはまだ白黒で、しかもほんの一部の家庭にしか無い時代で、唯一の娯楽は映画だった。そのためか、劇場で四本ともリアルタイムで見ていた自分に、今更ながら驚いてしまうのだ。
 本編は、第二次世界大戦中の南太平洋上で繰り広げられる、アメリカ駆逐艦VSドイツ潜水艦の壮烈な戦いを描くドラマだ。米駆逐艦のマレル艦長を(ロバート・ミッチャム)、Uボ−ト艦長フォン・ストルバーグを(クルト・ユルゲンス)と、二人の持ち味がうまく生かされピタリとハマッている。新任のマレル艦長は、部下に顔を見せず、船員たちから、民間人の素人、とすっかり侮られている。そんな艦長をR・ミッチャムがソフトに演じ、本来はズブの素人ではなく、貨物船の航海士だったことがやがて判明、その卓越した手腕にみんなが感心する。という流れは、月並みながらも面白い。一方、Uボート艦長は、たたき上げの潜水艦育ちなのだ。物語は、両艦長の頭脳的駆け引きをメインに、スリリングに展開していく。お互いに、見えない相手の行動を予測しながら進める作戦は、さながら、戦局面でのスポーツを思わせる虚々実々の対決で、相手が並々ならぬ力量のある好敵手だと、それとなく互いに認め合うくだりが大変いい。そして、ラストに待ち受ける男の友情が、胸を熱くさせる戦争映画の佳作だ。なお、この年に、C・ユルゲンスが出演したあとの二本は、アンリ=ジョルジュ・クルーゾーの「スパイ」とニコラス・レイの「にがい勝利」である。
(2007/02/13)

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