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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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冒険者たち
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冒険者たち
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1967年
フランス
時間110分
監督ロベール・アンリコ
脚本ロベール・アンリコ、ジョゼ・ジョヴァンニ、ピエール・ペルグリ
音楽フランソア・ド・ルーベ
出演アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス、セルジュ・レジアニ

 パイロット教習所教官のマヌー(アラン・ドロン)と、元レ−サーで新型エンジンの開発に熱中するローラン(リノ・ヴァンチュラ)は、兄弟のような親友である。
 物語は、ローランのスクラップ工場へオブジェ彫刻家のレティシア(ジョアンナ・シムカス)が材料探しに訪れる場面から始まる。ピアノと口笛の軽快なメロディーが映像と相まって、思わず引き込まれるスタートだ。やがてその工場をアトリエに仕事を始めたレティシアとマヌーたち3人は、共通の冒険心で結ばれ、友情を深めていく。彼らにはそれぞれに目的とする夢があり、その夢の実現のため日夜努力していたのだが、3人とも失敗の憂き目にあう。そんな矢先、マヌーを失敗に追い込んだ男から、その見返りとして「アフリカのコンゴ沖に眠る財宝」の話がもたらされる。落ち込んでいた3人は、半信半疑ながらその冒険話に乗るのだが、そこには大きな危険が潜んでいた。全篇をいろどるフランソア・ド・ルーベの音楽は、みずみずしく軽快な旋律が秀逸で、終わった後まで耳にのこる。財宝は苦労の結果二人の手に入るが、引き換えに彼らは大切なレティシアを失ってしまう。コンゴの海と空はどこまでも青く、ローランとマヌーのいきどころない悲しみが画面ににじむ。この後のレティシアの水葬につらなる一連のシーンは、忘れがたい程だ。クライマッイクスはレティシアの故郷の要塞島で財宝を狙う一味との攻防戦となるが、全篇を通じてドラマもカメラも音楽も混然とよどみなく、主人公たちのすがすがしさ、潔さが心地よく胸を打ち、深い余韻を残す。去りゆく青春への鎮魂歌とも云える名作だ。
(2006/12/2)

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