正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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新幹線大爆破

新幹線大爆破
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1975年
日本
時間152分
監督佐藤純弥
脚本小野竜之介、佐藤純弥
音楽青山八郎
出演高倉健、千葉真一、山本圭、織田あきら、竜雷太、田中邦衛、宇都宮雅代、藤田弓子、宇津井健

 暴走列車を扱ったサスペンス映画はいくつもあるが、なかでも面白かったのは黒澤明の原案によるアメリカ映画「暴走機関車」、あるいは、アーサー・ヒラー監督の「大陸横断超特急」などが思い浮かぶ。だが、洋画のみに限らず、邦画にもこの手の傑作がある。それが今から30年も前に作られた本作品だ。そしてその20年後、監督ヤン・デ・ポンが発表したアクション大作「スピード」は、本作を元ネタにしていることでも知られている。
 物語は、新幹線ひかり109号に仕掛けられた特殊装置付き爆弾をめぐって、サスペンスフルに展開する人間ドラマである。東京、博多間1100キロを走行する新幹線。その車体が抱えた爆薬は、スピードを80キロに減速すれば自動的に爆発するという厄介なシロモノで、乗り合わせた乗客1500人のパニック心理ともどもノンストップで爆走することになる。これが面白くないわけがない。運行司令室と運転席の緊迫したやりとりや、警察と犯人のスリリングなかけ引き、さらに、犯人たちの心の葛藤まで描き、2時間半を息もつかせず観客を引っ張る。しかも、犯人たちの計画は綿密で抜け目なく、電話指示にも逆探知を計算ずみで居場所の特定を許さないのだ。常に捜査陣のウラをかく周到さは痛快でもある。また、列車活劇に付き物の、危機一髪の衝突回避サスペンスも、キチンと見せ場になっているのがいい。何と言っても、犯人一味の主犯格に〈高倉健〉を使ったのが成功の一因で、時おり見せる彼の温か味ある犯人像が、ともすれば“勧善懲悪劇”になりそうなアクション活劇を、人間くさいドラマとしても見応えのある作品にしている。そしてなにより、次々に登場する役者陣がゼイタクで、標記出演者のほかに、丹波哲郎、志村喬、渡辺文雄などなど、往年の映画ファンには懐かしい顔ぶれの、しかも若々しい姿に会えるのがなんともうれしい映画なのだ。
(2007/12/22)

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