正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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Jocasi

個別映画評

サブウェイ・パニック
THE TAKING OF PELHAM ONE TWO THREE

サブウェイ・パニック
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1974年
アメリカ
時間105分
監督ジョセフ・サージェント
脚本ピーター・ストーン
音楽デヴィッド・シャイヤ
出演ウォルター・マッソー、ロバート・ショウ、マーティン・バルサム、ヘクター・エリゾンド、アール・ハインドマン

 白昼堂々とニューヨクの地下鉄を乗っ取り、乗客の命と引き換えに、市当局へ身代金を要求する犯人たちと、地下鉄公安局とのかけ引きを描くこの作品は、プロットの巧妙さと、達者な演技陣をそろえ、とても30年も前の作品とは思えぬ面白さだ。
 ペラム駅発123号列車に、停車駅ごとに乗り込んでくる帽子に黒メガネ、鼻ヒゲ、ロングコートと、同じいでたちの不気味な男たち……。そして、4人目の男が運転席の窓を開けさせ、いきなり車掌に拳銃をつきつける冒頭から、観客を物語の世界にグイグイ引き込んでいく。男たちは、お互いを、ブルー(ロバート・ショウ)、グリーン(マーティン・バルサム)、グレイ(ヘクター・エリゾンド)、ブラウン(アール・ハインドマン)と色の名で呼び合うことで素性を隠す。そのころ、地下鉄公安局では、不審な動きの123号車に気づき司令室の直通電話で呼びかけるが応答がない。やがて、先頭車両を切り離した犯人たちは、乗客17名と車掌一人を人質に、小額紙幣で100万ドル、1時間以内に届けるよう要求、さらに、1分遅れるごとに人質の殺害を予告してくる。かくして、冷静沈着な主犯格、ブルーと、飄々として豪胆なガーバー警部補(ウォルター・マッソー)の、虚々実々のかけ引きが始まるのだが、短時間に大量のお金が準備きるのか?そして間に合うのか?が最初の見せ場となる。
 物語は、自動小銃を手にする男たちに怯える乗客と、刻々と過ぎていく時間のはざまで展開していく。犯人たちの性格付けも、紳士風だが凶暴な一面を見せる男や、クシャミの止まらぬダサ男だったりと、定石を少しはずした設定が面白く、ことに、クシャミ男の“オチ”は読めるにしてもおもしろい。主犯ブルー役のR・ショウが妥協を許さぬ毅然たる男を演じれば、W・マッソーは、おっとりとしながらも、決断力のある警部補を、これまた渋く演じている。前半に登場するカリカチュアライズされた四人の日本人は、見ていてなんともやりきれないが、終盤のオチに救いがあるので許すとしよう。そして訪れるクライマックスの地下鉄大暴走は、CGやSFXにない生々しい迫力シーンの連続で、今見てもまったく時代の遜色を感じさせない逸品といえる。
(2007/10/03)

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