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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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デュエリスト/決闘者
The Duellists

デュエリスト/決闘者
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1977年
イギリス
時間101分
監督リドリー・スコット
脚本ジェラルド・ヴォーン・ヒューズ
音楽ハワード・ブレイク
出演キース・キャラダイン、ハーヴェイ・カイテル、クリスティナ・レインズ、エドワード・フォックス

 この作品は、「エイリアン」や「グラデェーター」などで知られるリドリー・スコット監督のデビュー作であり、1977年のカンヌ映画祭における新人監督賞の受賞作でもある。知名度は高くない作品だが、絵画を思わせる美しい映像と、延々と続く決闘物語という、そのストーリーの特異性からも一見の価値がある。
 時は1800年、ナポレオンがフランスを掌握した年のストラスブールが舞台である。決闘狂いのフェロー中尉(ハーヴェイ・カイテル)が、市長の甥と知らず、決闘で重傷を負わせたことから、上官が激怒、フェロー中尉を謹慎させるべく部下のデュベール中尉(キース・キャラダイン)を差し向ける。しかし、それを聞いたフェロー中尉は逆上、難癖をつけてその場でデュベール中尉に決闘を挑む。やむなく決闘に応じたデュベール中尉は、以来15年に及ぶ狂気じみた決闘に巻き込まれることになる。
 執拗に決闘を迫るH・カイテルの「フェロー中尉」が出色の演技で、残す印象も強烈だ。一方の、K・キャラダインも、しつこいカイテルに手を焼きながら、迷惑千万な決闘にとまどいつつ、次第に友情さえ感じ始める主人公を好演している。この作品のもう一つの見所は、中世美術さながらの絵画のような絵作りと、ナポレオン時代をほうふつとさせる風俗描写にある。舞台となる街並みや、軽騎兵たちの軍服すがたもそのひとつで、ことに武骨な男たちの、両のもみあげに結った“おさげ髪”が、なんともほほえましい。いくつかの決闘シーンの演出も闘いの一部始終を手抜きなく見せ、観客を納得させるに十分だ。ところで、本作品の知名度が低いのは、たぶん、R・スコットがこの後発表する「エイリアン」や、「ブレードランナー」の、並外れた印象のせいではないだろうか。
(2007/06/05)

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