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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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北国の帝王
Emperor of the North

北国の帝王
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1973年
アメリカ
時間122分
監督ロバート・アルドリッチ
脚本クリストファー・ノップ
音楽フランク・デ・ヴォール
出演リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン、キース・キャラダイン、チャールズ・ダイナー

 この映画は、オレゴンの荒野を爆走する貨物列車を舞台に、タダ乗りを繰り返す渡り労働者たちと、それを阻む鬼車掌との壮絶なる闘いの物語だ。


 時は1933年、アメリカ大恐慌の時代。各地を転々とする労働者たちの移動手段は、もっぱら列車へのタダ乗りだった。彼らは“ホーボー”と呼ばれたが、その中に“帝王”の異名をもつ親分(リー・マーヴィン)がいた。そして、ホーボー達が“鬼車掌”として最も恐れていたのが19号列車の車掌、シャック(アーネスト・ボーグナイン)だった。なぜなら、その列車へのタダ乗りは死を意味していたからだ。かくして、“帝王(エースナンバーワン)”VS “鬼車掌”の死闘の幕が切って落とされる。


 19号車の連結部に一人のホーボーがもぐり込む。見咎めたシャックは、走る列車伝いにホーボーに近づき、手にしたハンマーでこのホーボーを叩き落し、れき殺してしまう。車掌シャックが残忍性を見せ、これから始まる展開に期待を持たせるオープニングだ。そして、帝王が19号列車でポートランドまで行く、と宣言したことから、シャックの怒りは頂点に達する。何とか乗り込もうとチャンスをうかがう帝王と、タダ乗り絶対阻止の鉄の意志を持つシャック、加えて、帝王に付きまとう若造ホーボー(キース・キャラダイン)を乗せ、列車は危険をはらんで動き出す。何と云っても、驀進する貨物車上でのマーヴィン、ボーグナインの重量級対決シーンが一番の見所だが、大のおとなが無賃乗車を“する”“させない”で殺し合うという、一つ間違えばコメディにもなりかねないようなお話を、大真面目に作り上げてしまうところが、男の映画の第一人者、アルドリッチ監督の真骨頂ではなかろうか。女性がひとりも登場しない、男だらけのアクション痛快作である。
 

ちなみに“ホーボー”とは日本人移民労働者達が日ごろ使っていた「あっちこっち」へ行くの意で、「方々」へ行く、が語源だという説もある。
(2006/12/13)

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