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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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風とライオン
The Wind and the lion

風とライオン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1975年
アメリカ
時間119分
監督ジョン・ミリアス
脚本ジョン・ミリアス
音楽ジェリー・ゴールドスミス
出演ショーン・コネリー、キャンディス・バーゲン、ブライアン・キース、ジョン・ヒューストン

 監督ジョン・ミリアスは大の黒澤明ファンで、この映画にも「隠し砦の三悪人」の影響を受けたと思われる場面が何度も登場する。三船敏郎が馬上で刀を構え追撃するシーンだが、初代007のショーン・コネリーもまた、同様のアクションで楽しませてくれる。また、「黄金」や「アフリカの女王」で知られる監督、ジョン・ヒューストンが役者として出演しているのも面白い。
 舞台は1904年、モロッコのタンジール。リフ族の首長ライズリ(ショーン・コネリー)は、モロッコ元首サルタンがドイツを始めとする大国の言うままなのに怒り、不甲斐ないサルタンを窮地に落とし入れんと、知名人アメリカ女性とその子供たちの誘拐を企てる。物語はその誘拐シーンから始まる。おだやかなタンジールの町に突然、武装した騎馬団が現れ、街を駆け抜け標的の女性イーデン(キャンディス・バーゲン)邸へ乗り込むと、召使や使用人を殺害し、彼女と子供たちを連れ去るのだ。開巻のこの襲撃シーンは、躍動的な鮮やかさで一気に見せ、面白い映画の始まりを予感させるオープニングだ。このニュースは当時の大統領、ルーズベルト(ブライアン・キース)にすぐに届けられる。映画は大統領が親子の救出に乗り出すアメリカ側と、モロッコのライズリ側を交互に描くことでドラマが構成されていく。大統領が世界を吹き渡る「風」ならば、モロッコのライズリを「ライオン」として両雄を描き、海を隔てたこの物語に、スケール感をもたせる狙いがあったと思われる。しかし、勇壮でダイナミックな展開を見せるモロッコのドラマに対し、大統領側の話に面白みが感じられないのが弱みである。度重なる戦闘シーンは迫力十分だ。又、子供を守る為なら武器を取って戦いを挑むキャンディス・バーゲンの、健気な母親役も見所のひとつだ。波打ち際でしぶきを上げて疾走する馬上から、大上段に振りかざし、追いすがりざまに敵を切り落とす三船スタイルをジョン・ミリアス監督が取り上げてくれたのも嬉しいが、それにも増して、ジョーン・コネリーが007卒業後の、最も油の乗った姿で登場する“族長ライズリ”が素晴らしくカッコいい映画である。
(2006/12/18)

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