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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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遠い夜明け
Cry Freedom

遠い夜明け
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1987年
イギリス
時間158分
監督リチャード・アッテンボロー
脚本ジョン・ブライリー
音楽ジョージ・フェントン、ヨナス・グワングワ
出演ケヴィン・クライン、デンゼル・ワシントン、ペネロープ・ウィルトン、ジョゼッテ・シモン、ケヴィン・マクナリー

 「砲艦サンパブロ」や「ジュラシックパーク」などの印象的な演技で知られる俳優、R・アッテンボローが、監督としてもその、並々ならぬ力量を発揮したこの作品は、実話を元に描かれるズシリと重い社会派ドラマの一編だ。
 1975年、南アフリカ共和国ケープタウン郊外、バラック住宅が立ち並ぶ黒人居住区の朝まだき、女たちの朝餉の支度のその矢先、トラックを連ねた警官隊が強引に踏み込んでくる。家から飛び出し逃げまどう住民たち……。このショッキングな映像から物語は始まる。不法居住を言い分に黒人たちを、白人政府が実力で排除したのだ。豊かな緑の大地に“文明”を持ち込んだ白人たちは、現地人の安い労働力をフルに使い、この地で裕福な暮らしを手に入れた。しかし、黒人を人として扱わぬ白人支配に彼らの不満はつのるばかりだ。そんな中、新聞記者ドナルド・ウッズ(ケヴィン・クライン)は、黒人運動の若き指導者スティーブ・ビゴ(デンゼル・ワシントン)と出会う。はじめは白人糾弾の先導者と感じていたウッズだったが、意外にもリベラル(穏健)な人間だと分かると、親しく交友を深める。だがこの後、ビゴは警察に逮捕され獄死してしまう。変わり果てた友人の遺体を見たウッズは、死因がリンチだったことを事を悟り、公表の機会をうかがうが、そのことを察知した警察に5年間の身分拘束を申し渡されてしまう……。と、ここまでが前半のお話で、ウッズが家族ともども警察の監視下におかれ、行動が束縛されたことから、ビゴの無念をはらすべく、イギリスへの亡命を思い立つ。そして、このあたりから物語は大きく動き出し、後半のハラハラ脱出劇へと姿を変えていく。父親ウッズと別々に脱出をこころみる家族の命運も、どうなることかと気をもむが、実話とは言え、スリルに満ちた脱出行は、父親と家族の、二重のスリルを観客に味あわせることとなり、お話としても面白い。監督R・アッテンボローは、アパルトヘイト問題を、正面から見据え、正攻法で描いていく。3時間近い大作にもかかわらず、長さを感じさせぬ演出力はさすがだ。
(2007/10/25)

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