正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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リストランテの夜
BIG NIGHT

リストランテの夜
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1996年
アメリカ
時間109分
監督スタンリー・トゥッチ、キャンベル・スコット
脚本ジョセフ・トロピアーノ、スタンリー・トゥッチ
音楽ゲィリー・デミシェル
出演スタンリー・トゥッチ、キャンベル・スコット、トニー・シャルーブ、イアン・ホルム、ミニ−・ドライヴァー、イザベラ・ロッセリーニ

 この映画は、1996年に劇場公開されている。当時、ビデオでの発売はされたようだが、DVDによるものは今回が初めてと思われ、最近、新作としてレンタル店に並んだ。ところで、映画は見終わった後の印象で、3段階に分類できると思われる。そのひとつ目は、見ている時は面白いが、終わればなにも残らない作品。次に、たんたんと進んだお話が、見終えたあとからジワリと胸によみがえる作品。最後に、見ている時も、終了後も、心から面白かったと思える作品で、この場合、将来“名作”ととして名を残すかも知れない良品、とも云える。もっとも、最初から退屈で、思い出したくもない映画は論外である。そして本作品は、“後からジワリ”の見本みたいな映画で、見終えてしまうと次第に場面が頭の中によみがえることになる。
 イタリア移民の兄弟がニュージャージー州の田舎町で経営するイタリアンレストラン「パラダイス」。シェフである兄のプリモ(トニー・シャブール)は、本場イタリアの味をアメリカ人に広めることが念願だ。そのため、客の好みにも耳を貸さない。弟セコンド(スタンリー・トゥッチ)は経営と営業担当なのだが、金銭面の苦労を理解しない兄の頑固さが許せない。道をへだてた同郷人パスカル(イアン・ホルム)のレストランには客が詰めかけ、大盛況のにぎわいだ。この店はイタリア料理をアメリカ好みに変えて成功していた。この状況設定が物語のポイントで、生活環境や、食習慣の違う異国で、いかに人は生きるのかを、料理を通して観客に問いかけているように思う。つまり、その場所に迎合して生きるか、意志を貫いて苦難の人生を歩むか、あなたならどうする?とこの物語は問いかける。この後、二人の兄弟は、繁盛する向かいのレストラン経営者パスカルの、“有名歌手を呼んでやる”と云う言葉に乗せられ、全財産をつぎ込んだ大晩餐会を開くことになるのだが……。
 ラストシーンのセリフのない数分間は、観る者の胸に言い知れぬ余韻を残し、物語は静かに幕を閉じるのだ。
 ※ 邦題は「シェフとギャルソン、リストランテの夜」となっているが、ここではDVDの題名を使用している。
(2007/12/09)

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