正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ククーシュカ ラップランドの妖精
Kukushka

ククーシュカ ラップランドの妖精
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2002年
ロシア
時間104分
監督アレクサンドル・ロゴシュキン
脚本アレクサンドル・ロゴシュキン
音楽
出演アンニ=クリスティーナ・ユーソ、ヴィッレ・ハーバサロ、ヴィクトル・ブィチコフ

オフィシャルサイト

 『フィンランド北部 ラップランド地方が 戦場となっていた頃のこと 先住民族サーミ人の女性の家に 敵同士として戦う フィンランドとソ連の兵士が転がり込む しかし3人はお互いの言葉をうまく理解できなかった』という解説で物語は始まるが、まったくこのとおりに展開するお話だ。
 まず、フインランドの狙撃手、ヴェイッコが反戦的であるがゆえに捕らえられ、岩にくさりで繋がれる。ヴェイッコがつながれた鉄杭を必死で引き抜こうとする場面と、ロシアの大尉イワンが反体制を理由にジープで護送される途中、味方の誤爆で重傷を負う場面が、並行して描かれていく。その後、サーミ人女性アンニに助けられた二人、ヴェイッコとイワンは、そのままアンニの家で暮らすことになるが、ロシア語、フィンランド語、サーミ語と三者三様でまったく会話が成立しない。このあたりのチグハグさが苦笑をさそう。また、家畜としてトナカイを飼育していたり、海の干満を利用した木組みの“ヤナ”で魚を獲る場面なども挿入され、ラップランドならではの生活描写も興味深い。ドラマはほとんど実音のみで進行するのだが、それが妙に現実味を加える。4年前に夫を徴兵されて以来、男っ気のなかったアンニは、まるで降って湧いたような男二人に、彼女の内なる“女”が目覚めてしまう。北欧の冷たい大気のなかに生きる人間たちの、やさしさ、たくましさ、おかしみが混然としておおらかだ。そして最後のワンカットが、あたたかで不思議な余韻をのこす。なお、この作品はモスクワ映画祭で監督賞をはじめ5部門で受賞している。
(2006/11/8)

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