正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ぼくとボビーの大逆転
GRAYFRIARS BOBBY

ぼくとボビーの大逆転
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2005年
イギリス
時間105分
監督ジョン・ヘンダーソン
脚本ジョン・ヘンダーゾン、リチャード・マシューズ、ネヴィル・ウォッチャースト
音楽マーク・トーマス
出演ジェームズ・コスモ、オリヴァー・ゴールディング、ジーナ・マッキー、ショーン・パートウィー、グレッグ・ワイズ

 最近公開の劇場映画は、ハリウッドに代表されるアメリカ映画がもっぱら主流にみえる。そのため、フランス、イギリスなど、多くの名作を排出してきたヨーロッパ映画が、このところDVDでしかお目にかかれないのは本当に残念だ。そんな意味からも今回は、イギリス映画のファミリードラマを取り上げてみた。ところで、今回の作品は、19世紀のスコットランドに実在したホワイトテリヤ種の犬が、飼い主の死後14年の長きにわたり墓を守った、という実話を元に、その実際のエピソードと、架空の少年を加え脚色されたお話だ。舞台となるのは、1858年、スコットランドのエジンバラである。そして、この街の警官グレイの愛犬、ボビーが物語の主人公だ。

 ある日、飼い主の警官が病死し、近くの教会墓地に埋葬される。すると、その日からボビーは、雨の日も風の日も主人の墓を守るのだった。やがて、警官と親しかったユアン少年が登場、ボビーとの物語が本筋に入って行く。、感心な忠犬のうわさはエジンバラ中に広がり、ボビーは街の人気者となる。ところが、貧困層でのボビー人気は、支配階級である富裕層の連中にとって、民衆の不満をあおると憶測し、面白くない。そこで彼らは、なんとかボビーを墓地から排除しょうと画策する。ボビーに危機が迫る中、ユアン少年にも思わぬ不幸がおとずれる……。

 お話はいくぶん子供向けにここまで進むが、19世紀の雰囲気描写は手抜きなく、街並みのたたずまいや人々の暮らしぶりも、当時の空気が伝わるのが良い。しかし、ユアン少年の過酷な運命と劣悪な職場環境まで見せられると、一転、シリアスドラマの様相を呈するのだ。実話につなぐフィクションの難しさがのぞく。残念なのは、動物感情の表現テクニックでもある“動物目線”がほとんど使われなかった点だ。ユアン少年を、そっと見上げる“ボビー目線”がもっとあればと惜しまれる。それにしても、法廷での大詰め場面が、子供たちに与える感動は決して小さくはない筈だ。
 なお、標記の邦題は、DVD発売時の題名であり、劇場公開時は『ユアン少年と小さな英雄』として上映されたようである。
(2007/11/04)

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