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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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早咲きの花

早咲きの花
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2006年
日本
時間105分
監督菅原浩志
脚本菅原浩志
音楽吉村龍太、喜多郎
出演浅丘ルリ子、北条隆博、加藤未央、北見敏之、いしのようこ、笠菜月、鈴木駿、米谷真一

オフィシャルサイト

 この映画は、愛知県豊橋市の豊川海軍工廠で、広島への原爆投下翌日、米軍の空爆により、約3000名もの犠牲者を出しながら、悲惨すぎる広島の現実の前に、ほとんど語られることのなかった史実がベースの物語だ。しかも、犠牲となったのは、出征した大人たちに代わって働いていた少年少女だったと言うから、なおさら痛ましい。
 海外に移住し、ピンホールカメラマンとして活躍する、シュナイダー植松三奈子(浅丘ルリ子)は、ある日、医者から失明を宣告される。彼女は少女時代の記憶をカメラと瞳に残すべく、故郷豊橋市へ帰って来る。ここから物語は始まるが、今は公園に変わった祖父の病院跡で、祖父をはじめ母や兄と四人で暮らした思い出が鮮やかに彼女の脳裏に甦るのだった。
 昭和18年、東京から豊橋の国民学校に転校してきた兄の真次(鈴木俊)は、同級生たちの手荒い洗礼を受けながら少しずつ田舎の暮らしになじんでいく。そんな真次の側には決まって妹、三奈子(子供時代:笠菜月)がいた。海での荒っぽい泳ぎ指南や、農夫の目を盗んでのスイカ荒らし、そして、上級生たちとの投石ケンカなど、晴れ渡った大空のもとで、のびのびと描かれるこれらのシーンは、叙情的でどこか懐かしい。この後現代に戻り、地域の伝統芸能「ええじゃないか踊り」の復活を企画する地元の学生と三奈子のエピソードなど、過去と現在が交互に描かれるが、現在の描写が単調なのがおしい。また、小道具として登場する“ピンホールカメラ”とは、いわゆる“針穴写真機”というもので、レンズの代わりに開けた小穴からの明かりが、感光材に像を結ぶカメラのことだ。従って数秒間のシャッター開放が必要なため、動くものは写らない。この映画のテーマでもある訳だが、物語後半のドラマの流れに「何で?」と思われる唐突感がみられ、その分物足りなさは残るものの、ふんわりとやさしさに包まれたような雰囲気が心地よい。
(2007/08/01)

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