正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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リトル・ミス・サンシャイン
LITTLE MISS SUNSHINE

リトル・ミス・サンシャイン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2006年
アメリカ
時間100分
監督ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
脚本マイケル・アーント
音楽マイケル・ダナ
出演グレッグ・キニア、トニー・コレット、スティーヴ・カレル、アラン・アーキン、ポール、ダノ、アビゲイル・ブレスリン

オフィシャルサイト

 物語は、ミス・コンテストのことで頭がいっぱいの、フーヴァー家の娘オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)9才の、顔のアップで幕を開ける。続いて、パパのリチャード(グレッグ・キニア)、そしてママ、シェリル(トニ・コレット)、息子ドウェーン(ポール・ダノ)、おじいちゃん(アラン・アーキン)の一家5人に、ホモで自殺未遂で退院したてのママの兄、フランク(スティーブ・カレル)がフーヴァー家に同居するという流れで紹介される。息子ドウェーンは、空軍のテストパイロットに合格するまでは喋らないという“無言の誓い”を立てていて、もっぱら筆談ばかり、ヘロインづけのおじいちやんは、云いたい放題の破れ口、パパはと言うと、この世には勝ち組と負け組しかない、が持論の負け組み否定派だが、実は負け組なのだ。こんな家族をまとめるママの苦労の甲斐もなく、フーヴァー家は崩壊寸前にある。そんなある日、娘オリ−ヴが、カリフォルニアで毎年開かれている美少女コンテストへの出場資格を得たことから、すったもんだの末、6人とも黄色いミニバスに乗り込み、コンテスト会場を目指すのだ。
 この、出発までのエピソードがちょつともたつくが、ミニバスが走り出すと、黄色い車体が景色に映えて画面も活気を帯びてくる。やがて、オンボロバスが故障、6人が力を合わせて押さなければ、エンジンがかからなくなる。この映画のねらいが見える場面だ。以後、押して飛び乗るシーンが繰り返されるが、これも見せ場として楽しい。旅の途中でとんでもないハプニングに遭遇しながら、やっとの思いで会場に到着する一家だったが……。
 娘オリーヴを演じるA・ブレスリンは、どう見ても美人と呼べる顔立や体形ではないが、そのことをおじいちゃんに訊ねる不安げな顔がなんとも可憐で切ない。悪口の合間に掛けるおじいちゃんA・アーキンの一言も、家族愛にみちてなかなか味がある。そして、コンテストに出場する美少女たちの、大人顔負けに飾り立て、作り上げた笑顔のなんと異様な雰囲気なことか……。
 さらに、家族再生の物語にしては、“爽快感”より苦味が残るラストで、複雑な気分にさせられる映画である。
(2007/07/20)

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