正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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個別映画評

墨攻
A Battle of Wits

墨攻
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2006年
中国/日本/香港/韓国
時間133分
監督ジェィコブ・チャン
脚本ジェィコブ・チャン
音楽川井憲次
出演アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ワン・チーウェン、ファン・ビンビン、ウー・チーロン

オフィシャルサイト

 映画を見たいと思わせるには、良い予告編はもちろんだが、監督や俳優、そして面白そうなキャッチコピーがポイントとなる。この映画の“10万の敵にたった一人で挑んだ男”のうたい文句にも、そんなバカな、と思わせながら劇場に足を運ばせる力があったようだ。そしてこの映画は、壮大なスケールで展開する堂々たる歴史ドラマになっていた。
 時は、紀元前370年、戦国時代真っ只中の中国、10万の兵を率いた大国が、人民4千の小国に侵攻してくる。当時の中国には墨家(ぼっか)という思想集団がいて、攻撃せずに守り抜く“非攻”と、他者を等しく愛せよという“兼愛”思想を標榜しており、その思想伝播のためなら何処へでも救援に駆けつけていた。小国の王も、墨家に援助を求めたが間に合わず、降伏目前だった。そんな折、城門前に一人の男が現れる。墨家の天才戦術家、革離[かくり](アンディ・ラウ)である。たったひとりの援軍に疑念を持つ王も、革離の説得に全軍の指揮をゆだねるのだった。孤立無援の絶対不利な状況下で、革離がくりだす知略と機略は痛快で、火矢での炎上を防ぐため家畜のフンの湿気を利用したり、城壁から硫黄の粉の目潰しを降らせたりと、敵を翻弄するのだ。しかし、その一方、累々たる敵の屍を目の前にして、苦悶する主人公、革離の姿も描かれる。10万の敵を減らす戦いは、“非攻”と相反するものだったのだ・・・。革離を慕う女騎馬隊長(ファン・ビンビン)との情感の交流も、殺伐たるドラマにうるおいを持たせている。ただ、戦闘シーンで、敵・味方の区別が判然としない場面があるなど残念なところもあるが、日本発の原作を元に、四カ国が協力して完成させた正に“アジアンシネマ”がハリウッドに決して引けを取らないと、証明して見せたような映画である。
(2007/02/07)

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