正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2006年
日本
時間130分
監督中島哲也
脚本中島哲也
音楽ガブリエル・ロベルト、渋谷毅
出演中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、香川照之、市川実日子、黒沢あすか、柄本明、木村カエラ

オフィシャルサイト

 この映画の主人公、川尻松子は、昭和22年福岡県大野島生まれと云う設定だ。その松子が平成13年荒川河川敷で遺体となって発見される。この物語は、53年間にわたる松子の壮絶きわまる転落人生を、ひたすら明るく、あざやかな原色で描いていく。生前、松子が暮らしていた荒川沿いのオンボロアパートを、片付けに来た甥の笙〈しよう〉(瑛太)が、興味にかられて松子(中谷美紀)の人生を辿り始めることから物語はスタートする。ミュージック・クリップを思わせる導入部は抵抗感もあるが、タイトルが消えるころにはドラマに馴染んでしまう。
 夢見る明るい少女時代を過ごした松子だが、中学校の教師となった修学旅行先で、最初の不幸に見舞われる。宿泊した旅館のお金が盗まれ、受持ちの生徒に疑いがかかると、事を丸く収めるべく、自ら罪を被ってしまうのだ。だが、これが不幸の始まりとなり、よかれと思ってすることが、ことごとく裏目に出る不運の連鎖が彼女を襲う。家族との縁は切られ、何人もの男と同棲しては裏切られ、トルコ嬢になればヒモを殺すハメになり、刑務所にも入れられる。まともに描けば救いのない松子の人生を、ポップな歌と映像で笑い飛ばしながら、喜劇として語っていく。CGアニメを絡めながらの映像展開はユニークで、光GENJIのポスターや昭和の時代を当時のTVニュースでリアリティを出すなど、細かい演出も見ものだ。松子の親友“めぐみ”(黒沢あすか)との友情も人情がらみながら、カラッとした表現で好感が持てる。松子を案じてアパートを訪れためぐみが、松子の恋人“龍”をなじる場面で、玄関先のめぐみと松子のやりとりを、閉めた扉の室内で肩うなだれて聞いている龍の側からも見せると云う、うまい手法が効いている。中島哲也監督の“こだわり”が全篇に込められたユニークな作品だ。
(2007/03/03)

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