正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ボーン・アルティメイタム
THE BOURNE ULTIMATUM

ボーン・アルティメイタム
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2007年
アメリカ
時間115分
監督ポール・グリーングラス
脚本トニー・ギルロイ、スコット・Z・バーンズ、ジョージ・ノルフィ
音楽ジョン・パウエル
出演マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン、バディ・コンシダイン

オフィシャルサイト

 このシリーズは、毎回タイトルが原題のままで、なじみにくいのが特徴だ。第1作の「アイデンティティー」に始まり、「スプレマシー」ときて、今回の「アルティメイタム」は(最後通告)の意味らしいが、題名より内容で勝負、と云うことなのだろうか。確かに、回を追うごとに面白くなってはいるが、しかし今回は何故かストレートに楽しめなかったのも、また本音でもある。
 主人公は、CIAの極秘プロジェクトで、要人暗殺のスペシャリストに改造されたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)だ。三部作を通じて物語の基本線は一本だ。1作目の冒頭、地中海 マルセイユ沖洋上で、銃弾を浴びた瀕死の男が漁船に救助される。男は一切の記憶を失くしており、自分が何者なのか分からない。と、云うのがこの物語の発端だ。頭脳明晰にして武術にも優れ、語学も堪能で、唯一残された銀行口座から自分の名前が“ジェイソン・ボーン”らしいと知る。だが確証はなく、彼は自分の過去をたどり始める。この“自分探し”が物語の骨格を成し、CIAへの報復に燃える主人公と、その抹殺を図る黒幕幹部との激烈な死闘が絡んでくるのだ。従って、“最後通告”と謳う今回は、最終作と思われ、だとすれば黒幕にたどり着き、決着をつける、という流れが予測でき、興味半減につながりかねない。ところが本編は、息つく間もないアクションの連続で観客を圧倒する。凄まじいカーチェイスや、目くるめく追跡に、壁をぶち抜く格闘場面など、大満足の迫力で展開する。正に文句の付けようがない。しかし、気になるのはカメラぶれだ。臨場感を狙ったと思われる、上下左右にブレる画面はやはり見づらい。テレビ画面ならまだしも、劇場の大画面で、それも接写でカメラを振られると、何がどうなったのか分からないのは頂けない。緊迫感も臨場感も、前後のシチュエーションや付随するセリフ、あるいはカットの積み重ねで見せてほしいものだと思ってしまう。

 それにしても、1作目で初登場したジェイソン・ボーン(M・デイモン)は、まだどことなく頼りなげな青年の面影を残していたが、今回は、男としての自信と逞しさを漲らせ、確信に満ちた行動で、ニュー・ヒーローの誕生を予感させるのはうれしい限りだ。
(2007/11/20)

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