正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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キングダム/見えざる敵
THE KINGDOM

キングダム/見えざる敵
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2007年
アメリカ
時間110分
監督ピーター・バーグ
脚本マシュー・マイケル・カーナハン
音楽ダニー・エルフマン
出演ジェイミー・フォックス、クリス・クーパー、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、アシュラフ・バルフム

オフィシャルサイト

 アメリカによるイラク戦を端緒に、9,11テロへと続く“憎しみの連鎖”は、とどまるところを知らず、今もって世界のどこかで発生し続けている。これまでにも何本ものテロとの戦いを描いた映画はあったが、この作品は砂漠の王国(キングダム)での自爆テロを扱っており、物語のほとんどがサウジを舞台に描かれるのも興味深い。
 サウジアラビアのリヤド外国人居留地で、ある日突然、サウジ警察のジープを奪ったた銃乱射事件が発生、ソフトボールに興じていたアメリカ人家族たちは、突然の銃撃にクモの子を散らすように逃げ惑い警察官の誘導に頼るが、それは、制服を着た自爆テロの罠だった。その結果、300人を越える死傷者を出す最悪の事態となるが、アメリカ政府は捜査員を送り込むことをためらう。なぜなら、石油利権の友好国を刺激する行動は控えざるを得なかったのだ。だが、FBI捜査官ロナルド・フルーリー(ジェイミー・フォックス)は、犠牲者の中に同僚の捜査官も含まれており、国やFBIのうしろだてもないまま、自ら選んだ3人のスペシャリスト、法医学調査官メイズ(ジェニファー・ガーナー)、爆発物専門家サイクス(クリス・クーパー)、情報分析官レピット(ジェイソン・ベイトマン)と共に五日間の期限付きで、ピリピリと張りつめた危険地帯へ潜入していく。正に映画の面白さはここにある。物語の主人公が踏み込めない場所へ果敢に飛び込んで行く姿こそ、観l客の喝采を呼ぶのだ。しかし、彼らを待っていたのが、厳重な監視の目と身動きとれぬ束縛だったという展開は、それまで張りつめていた緊張感を断ち切る結果となり残念。だが、スペシャリストの3人が自爆の残骸から、テロの首謀者をアルカイダメンバーのアブ・ハムザと絞り込むあたりから、がぜん緊迫の度合いが深まる。
 敵の潜伏地のド真ん中で、四方八方から飛び来る弾丸や、ロケット弾までかわしてしまう主人公たちの、甘めの設定が気にならぬではないが、親から子へと引き継がれる“憎しみの連鎖”に、やり場のない苦味を感じさせる映画だ。
(2007/10/08)

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