正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ベオウルフ 呪われし勇者
Beowulf

ベオウルフ 呪われし勇者
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2007年
アメリカ
時間114分
監督ロバート・ゼメキス
脚本ニール・ゲイマン、ロジャー・エイバリー
音楽アラン・シルベストリ
出演レイ・ウィンストン、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコビッチ、ロビン・ライト・ペン

オフィシャルサイト

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや「フォレスト・ガンプ/一期一会」などで知られる名匠R・ゼメキスの作品ということで、大いに期待していたのだが、冒頭から驚かされることとなった。それは、同監督が前作のアニメ「ポーラー・エクスプレス」で試みていた、俳優の動きを全方向から捉えてコンピュータに取り込む“パフォーマンス・キャプチャー”なる技術をさらに一歩進め、役者をそのままCG化していたことだ。つまり、この作品に登場する主要人物は実際の俳優でなく、役者そっくりのCG映像なのだ。髪の毛一本からウブ毛にいたるまで実にリアルだ。しかし一方で、どうしてもその映像に限界を感じてしまう。なぜなら、描かれる人物に重量感がなく、“眼”に生気が感じられないのだ。まばたきするその眼に力がなく、うつろに見えてしまうのはどうしょうもない。実際の役者の演技には、とても及ばないことを、図らずも証明してしまった格好だ。
 西暦507年のデンマーク。国王フローズガール(アンソニー・ホプキンス)が催す祝宴の館に、突如現れる身の丈6メートルの巨人グレンデル。巨人は、王の兵たちを投げ飛ばし引きちぎり、うたげを蹂躙して去っていく。たまりかねた王は黄金を見返りに勇者を募り、討伐に差し向けるがことごとく巨人にやられてしまう。そんな時、戦士ベオウルフ(レイ・ウインストン)が兵を引き連れ、荒海を乗り越えてやってくる。巨人グレンデルは山奥の洞窟に魔性の母(アンジェリーナ・ジョリー)と住んでおり、再び館を襲ってくるが、ベオウルフにあえなく片腕をもぎ取られ、逃げ帰った洞窟の母の手の中で息絶える。怒り狂う魔性母は反撃に出て、ベオウルフの兵を皆殺しにしてしまう。かくて、ベオウルフと魔物の対決となるのだが、我が子を失った魔物は、ある取引をベオウルフに持ちかける……。
 物語は、前半の見せ場が王の館での戦いと、中盤の魔物の洞窟を主な舞台としていて、神話の世界を狭めてしまったのが惜しい。確かにフルCGは凄いものがあるが、クライマックスの主人公とドラゴンの戦いも新味がなく、演技派俳優をCGにした意味も不明な作品、と言わざるを得ない。
(2007/12/08)

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