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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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エグゼクティブ・デシジョン
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エグゼクティブ・デシジョン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1996年
アメリカ
時間132分
監督スチュアート・ベアード
脚本ジム・トーマス、ジョン・C・トーマス
音楽ジェリー・ゴールドスミス
出演カート・ラッセル、スティーヴン・セガール、ハル・ベリー、ジョン・レグイザモ、オリヴァー・ブラット、ジョー・モートン

 空の「ダイ・ハード」とでも呼べそうなこの作品は、ハラハラさせる緊迫感と、息もつかせぬサスペンスで130分余を突っ走る。物語のほとんどはジャンボ機内部を舞台に展開するが、客室や操縦席はもとより、天井裏までもアクション要素に取り込むソツのなさが、この作品のサスペンス密度を深めた。また、イギリスの名優デヴィッド・スーシェが、「名探偵ポワロ」から一転、テロリストの冷酷なボス役で登場するのも、意表を突く配役でおもしろい。さらに、ブレイク前だったH・ベルーも乗員として重要な役どころを演じている。
 開巻、タイトルとともに描かれるのは、トラヴィス中佐(スティーヴン・セガール)率いるテロ対策特殊部隊が、チェチェン・マフィアの隠れ家を急襲、盗まれた神経ガスの奪還を目指すアクション場面からだ。しかし、この作戦は失敗で、神経ガスは発見できない。その三年後、アテネ発ワシントン行きジャンボ機がテロリストに乗っ取られる。彼らの目的は囚われている仲間の釈放なのだが、ボスの本音は神経ガスによる米政府への報復にほかならない。テロ対策本部は状況打開のため、トラヴィス配下の特殊部隊と情報部顧問のグラント博士(カート・ラッセル)にジャンボ機への潜入を命じる。かくて、隊員8名と博士を乗せた小型ジェット機での空中ドッキングが大きな見せ場となる。ジャンボ機下部に小判鮫よろしく張り付いた小型機のロフトから侵入するのだが、アップダウンを繰り返すジャンボ機の不安定な状況が、観客の肝を冷やす。この後、潜入した博士たちと乗務員との密かなコンタクトや、乗客に紛れ込むテロリストの起爆担当者を探しだすサスペンスなど、ガッチリと組み込まれたスリリングな見せ場が、惜しげもなく進行していく。一方、途切れた無線から潜入に失敗したと見た本部は、ワシントンを目指して飛来するテロリストたちの目的が、神経ガスによる自爆であると判断。ジャンボ機の洋上爆破もやむなし、という史上最悪のシナリオが検討されるのだ。かくて、作戦は大統領の「エグゼクティヴ・デシジョン」(最終決断)にゆだねられることになる……。果たして乗客、乗員、そして博士たち特殊部隊の運命やいかに?という、着陸するまで気の抜けない展開は、正に空の「ダイ・ハード」たる一編である。
(2008/01/18)

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