正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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個別映画評

チャーリーとパパの飛行機
L'AVION

チャーリーとパパの飛行機
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2005年
フランス
時間100分
監督セドリック・カーン
脚本セドリック・カーン、イスマエル・フェルーキ、ジル・マルシャン、
音楽ガブリエル・ヤレド
出演イザベル・カレ、ロメオ・ボツァリス、ヴァンサン・ランドン、ニコラ・ブリアンソン、アリシア・ジェマイ

オフィシャルサイト

 この作品は、小品ながらほのぼのと心あたたまるファンタジー・ドラマである。プロローグは、それを示唆するように、生まれたて の子牛が最初の一歩を踏み出す様子を、そっと見守る母子の姿から始まる。次いで、その夜おそく帰宅した父親のクリスマス・プ レゼントに、息子のチャーリー(ロメオ・ボツァリス)が落胆する場面へと続く。それは、チャーリーが欲しいのは新しい自転車なのに、 贈り物が父親手作りの飛行機だったからだ。気を落とす息子に、次の誕生日には必ず買ってやるよ、と父親は約束する。しかし 翌朝、“ニ、三日で帰る”とのメモを残して出張した父親は、そのまま事故で帰らぬ人となってしまう。これを導入部に、突然の悲し みに打ちひしがれる母と、父の死を受け入れたくない息子チャーリーの思いと共に、物語は次第にファンタスティックな展開となる。
 ある時、父の形見の飛行機が、まるで意思でも持つように、自在に空を飛ぶことにチャーリーは気付く。そこで、それに乗って空 を飛ぼうとするが、危険を感じた母親は、息子から飛行機を取り上げると、パイロットだった父親の元同僚に渡してしまう。チャーリーが知らぬ間に、飛行機は研究所へ運ばれ、飛行する原因の究明が始められる。この後ドラマは、それまでのメルヘン調から 一変、もっぱら男の子が喜びそうな冒険物語的アクション調へと変わる。主人公チャーリーが、大切な父の飛行機を取り戻すべ く、近くに住む少女メルセデスの協力を得て、大胆にもたった一人で研究所へ乗り込んで行くのだ。
 緑ゆたかなフランスの片田舎、少年の家につづく畑の中の半円を描く道、風にそよぐ草むら、そんな牧歌的な風景にとけ込んで、音もなく空を飛ぶ模型飛行機の、白い機体が幻想的で美しい。しかし、惜しまれるのは、少年と父親の交流場面の希薄さだ。 プレゼントがらみの会話だけで、親子の情愛を描くには無理があったと思われる。結果として、終盤の山場、父親と少年の再会に も情感が湧かず、気の抜けたサイダーのように味気ないものとなってしまった。だが、物語全体を包む雰囲気はさわやかなもの があり、愛する者との“別れ”を描きながらも悲壮感もなく、ひとりの少年の成長物語として家族で楽しめる作品になっている。
(2008/02/05)

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