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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ミッドナイト・ラン
MIDNIGHT RUN

ミッドナイト・ラン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1988年
アメリカ
時間126分
監督マーティン・ブレスト
脚本ジョージ・ギャロ 
音楽ダニー・エルフマン
出演ロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディン、ヤフェット・コットー、ジョン・アシュトン、デニス・ファリナ

 R・デ・ニーロは、実に沢山の映画に出演しているが、これまで僕が見てきた中で、一番のお気に入りがこの作品だ。ここでは、妻子に見放された警官くずれの一匹狼、といった役どころを、うらぶれた雰囲気で飄々と演じていて、それがさわやかな感動さえ呼ぶのである。
 物語は、元シカゴ警官で、今はバウンティ・ハンター(賞金かせぎ)を生業とするジャック(ロバート・デ・ニーロ)が主人公だ。
 ある時彼は、ギャングのボスの金を持ち逃げし、慈善事業に寄付した会計士ジョナサン(チャールズ・グローディン)を捕らえて連れ戻す、という仕事を引き受ける。民間人である会計士はすぐ捕まり、逮捕先のニューヨークからロサンゼルスまで、両手錠でジャツクに連れ戻されるのだが、この二人の道中がお話の根幹となる。 これに枝葉で絡むのがジョナサンを消したいギャングのボス、セラノ一味と、そのセラノ逮捕に執念を燃やすFBI捜査官モーズリー(ヤフェット・コットー)率いる警官たちだ。
 そしてさらに、ジャックの商売がたき、同業者マーヴィン(ジョン・アシュトン)まで加わるが、ブレスト演出は緩急自在にさばきながら、キレのあるテンポで小気味よく描き出す。中でも見どころは、ジャックとジョナサンが交わすユーモラスな会話のやりとりだ。初めは敵対した二人が、次第に心を通わせるくだりは、見ていていい気分にさせられる。モーズリー捜査官と、ジャックのかけ引きや、ジョナサンの横取りを狙うマーヴィンが、ことごとくジャックに出し抜かれるエピソードなど盛りだくさんだ。
 アクション場面もぬかりなく、ヘリでの追跡、激流下りと、たたみかける展開も立派だが、活劇だけにとどまらず、別れた妻子とのホロリとさせる場面も用意し、観客をよろこばせる演出に抜け目がない。ジョナサン役のC・グローディンの、心優しき会計士、は主役を食わんばかりの好演で大いに心に残る。そして終盤、空港ロビーでのギャング一味との息詰まるやりとりが手に汗握らせることに……。また、この映画にピタリとはまった音楽の、D・エルフマンの功績も見すごせない。
(2008/02/17)

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