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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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誇りと情熱
THE PRIDE AND THE PASSION

誇りと情熱
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1957年
アメリカ
時間133分
監督スタンリー・クレイマー
脚本エドナ・アンハルト、エドワード・アンハルト  
音楽ジョージ・アンセイル
出演フランク・シナトラ、ソフィア・ローレン、ケイリー・グラント、セオドア・バイケル

 この物語は、1810年、ナポレオン率いるフランス軍に侵攻されたスペインが舞台だ。ストーリーはいたってシンプルで、10メ ートル近い巨大な大砲を延々と運ぶお話である。CGはもとより、特殊撮影もままならぬ時代、“人海戦術”が生み出す圧倒的なスケール感は、それだけで一見に値する。

 スペイン陸軍から大砲を譲り受け、サンタンデールまで運ぶため、イギリスの海軍大佐アンソニー・トランベル(ケイリー・グ ラント)がスペインにやってくる。彼のスペイン語と大砲の知識が必要だったのだ。だが、すでに敗れたスペイン軍は、撤退の途 中で大砲は渓谷に投げ捨てていた。大佐はゲリラのリーダー、ミゲル(フランク・シナトラ)の協力を得て大砲の引き上げに 成功するが、大佐への引渡しをミゲルはかたくなに拒む。フランス軍の占領下にある彼の故郷では、多くの村民が彼の情報 を守り通して処刑されていたのだ。結局大砲は、フランス軍からの村民解放に使ったあとで引渡す、という条件で話がまとまり、 いよいよここから、巨大な大砲の旅が始まる。

 山を越え谷をのぼり、筏を組んで川を渡り、たくさんの人間たちに引かれて進む 巨砲が壮観だ。この物語にはもう一人の主要人物、ゲリラの美女ホアナ(ソフィア・ローレン)がいて、大佐とミゲルがからむ恋 模様も描かれるが、大砲を前にしては影が薄く、付け足しみたいで感心しない。当時、リアルタイムで見た時には、最後まで 良く出来たスペクタクル映画という印象だったが、今見直すと、やはりこれらの部分に古さが感じられるのは否めない。しかし、 大砲を谷底から引き上げる場面や、山の斜面をソロリソロリと降ろす場面など、人海戦術で見せる大仕掛けなスペクタクル・ シ−ンは、CG映像では得られない本物の迫力で楽しめる。ストーリーもシンプルな中にも、待ち受けるフランス軍との攻防や、 S・ローレンが踊るフラメンコなど随所に盛られた見せ場が飽きさせない。そして何よりこの映画で愉快なのは、当時の大スター 三人を食ってしまった主人公が、ほかでもない、物言わぬ“大砲”そのものだったからだ。
(2008/03/14)

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