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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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戦う幌馬車
THE WAR WAGON

戦う幌馬車
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1967年
アメリカ
時間101分
監督バート・ケネディ 
脚本クレア・ハフェーカー
音楽ディミトリ・ティオムキン
出演ジョン・ウェイン、カーク・ダグラス、ハワード・キール、ロバート・ウォーカー・Jr、ブルース・キャボット
備考「ballad of the war wagon」

 西部劇に手腕を発揮した職人監督B・ケネディの、軽妙洒脱なウエスタン痛快作である。音楽を、傑作西部劇「真昼の 決闘」の主題曲「ハイヌーン」で、忘れがたい旋律を残したD・ティオムキンが手がけているのも楽しみな一編だ。
 ことに、オープニング曲「ballad of the war wagon」のワクワクさせるノリの良さは、「ハイヌーン」とはひと味違うが、物語世界へ 瞬時にさそう魅力は同じだ。さらに面白いのは、当時のハリウッドスターには、それぞれ固定化されたキャラクター像のようなも のがあり、たとえばJ・ウェインなら、豪放らいらくだが、女の扱いが苦手だとか、K・ダグラスはちょっとキザな洒落男で、喧嘩に 強く女にも手が早いなど、観客との間に暗黙の了解みたいなものがあったことだ。当然この映画でも、そのあたりをふまえた上 で話は進む。従って、初めて見る若い人たちには人物紹介に不満が残るかも知れないが、当時はこんな具合だったのである。
 ところで、邦題は「戦う幌馬車」となっているが、この映画に登場するのは、幌を 付けた馬車ではなく、鋼鉄で武装した「駅馬車」だ。そしてこの馬車、上部には360度回転す る砲塔、さらにガトリング銃まで備えるシロモノだ。題名から判断すると、いかにも主人公たちがこの馬車に乗って悪と戦うイメ ージが浮ぶが、さにあらず。この馬車は、主人公ジャクソン(ジョンウェイン)に無実の罪を着せ、砂金の獲れる彼の土地を 奪った悪徳鉱山師、ピアス(ブルース・キャボット)の所有物なのである。その装甲馬車が30数人の護衛に守られ荒野を爆走する姿はそれだけでも爽快そのものだが、復讐に燃えるジャクソンが、金と女に目のないガンマン、ローマック(カーク・ダグラス)や、 爆薬使いの若者ビリー(ロバート・ウォーカー)ほか4人を集め、装甲馬車に戦いを挑むという展開は心も躍る痛快さだ。さらに、J・ウェイン、K・ダグラスのユーモラスな掛け合いや、酒場での殴り合い、インディアンとの攻防など、 緩急を押さえたB・ケネディ演出はテンポ良く、気楽に楽しめる西部劇である。
(2008/03/28)

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