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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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リーサル・ウェポン
LETHAL WEAPON

リーサル・ウェポン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1987年
アメリカ
時間110分
監督リチャード・ドナー
脚本シェーン・ブラック
音楽マイケル・ケイメン、エリック・クリプトン
出演メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、ゲイリー・ビジー、ミッチェル・ライアン、トム・アトキンス

 オーストラリア映画「マッド・マックス」で売り出したM・ギブソンが、スターとしての地位を不動のものにしたのがこの作品だ。
 相性の悪い二人の刑事がコンビを組まされたことで、ぶつかり合いながらも事件を介して次第に心をかよわせる…という ありきたりなシチュエーションを逆手にとって、4作まで続くヒット作にしたのは、何と言っても主人公キャラクターの特異性だ ろう。交通事故で愛妻を失い、悲しみのあまり自暴自棄となり、自殺願望に陥った刑事という設定は、“命知らずの危険な 男”のイメージをすんなりと観客に植え付ける。つまり、彼自身が“人間兵器”リーサル・ウェポンだと云う訳だ。そしてこれが 相棒刑事の人物造形に影響するのは当然で、“命知らず”の対極にある“家庭もちの子煩悩男”を相棒としてあてるのもこれま た当然なことなのだ。このふたりのキャラが確立したことでこの映画、ヒット作となる条件の半分は達成したようなものなのだ。
 物語は、あまりの無鉄砲さから、麻薬課から殺人課へ配属された刑事マーティン・リッグス(メル・ギブソン)が、黒人刑事 ロジャー・マータフ(ダニー・グローヴァー)とコンビを組んだ直後に起きた、若い女性の高層マンション飛びおり自殺に始まる。
 ところがこれが自殺ではなく、大がかりな麻薬密売組織がからむ殺人事件であることが判明。ふたりは互いに反目しながらも 事件の闇に迫るが、やがて、そんなふたりのみならず、マータフ刑事の家族にまで組織の魔の手が伸び始めるのだ……。
 アクション物では、敵対する悪党がしたたかであればあるほどドラマは盛り上がるものだが、そこはさすがに手馴れた監督 R・ドナーで、ヴェトナム帰りの残忍男ヨシュア(ゲイリー・ビジー)を登場させてドラマをピリッと引き締めている。
 若々しいM・ギブソンのハツラツたる活躍は勿論だが、D・グローバーも家族にそそぐ愛情と、同僚刑事への友情をさりげなく 演じていい味を出している。面白いのは、続編の予定はなかったと思われる本作のラストだが、以後4作にわたって続くことに なるこの第1作が、“面白さの証明”にもなっているところがなんともうれしい。
(2008/03/31)

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