正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

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Jocasi

個別映画評

紀元前1万年
10,000 B.C.

紀元前1万年
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
アメリカ/ニュージーランド  
時間109分
監督ローランド・エメリッヒ
脚本ローランド・エメリッヒ、ハロルド・クローサー   
音楽ハロルド・クローサー、トマス・ワンダー 
出演スティーヴン・ストレイト、カミーラ・ベル、クリフ・カーティス

オフィシャルサイト

 戦死者をサイボーグ兵士として蘇生させる「ユニバーサル・ソルジャー」で登場した監督R・エメリッヒは、空をおおう巨大UFO が世界の大都市を襲う「インデペンデンス・ディ」や、地球崩壊の序章とでもいうような「デイ・アフター・トゥモロー」など壮大な 物語を得意とする監督だ。そして今回も、黎明期の地球に生きる人間たちをマンモスが群れ怪鳥が跳ねまわる原始の大地に 放り込み、とてつもない世界を描いてみせる。
 神々や精霊が大地を支配していた時代。雪深い山岳地帯に住む狩猟民族“ヤガル”の若者デレー(スティーヴン・ストレイト) と、美しい娘エバレット(カミーラ・ベル)は愛を誓い合った仲だ。が、ある日突然襲いかかった謎の騎馬民族の一団にエバレ ットも村の男たちも連れ去られてしまう。復讐を誓うデレーは残った仲間3人と共にすぐさま追跡を開始する……。
 ストーリーとしてはごくシンプルなものだが、描かれる背景は雄大そのもの。特に前半、山あいの草原で繰り広げられるマンモス狩りのシーンは、客席ふるわす振動が劇場内に響き渡り相当な迫力だ。呼び物となる見せ場はこのあともジャングルでの 巨大怪鳥との死闘、あるいはピラミッド建設など事欠かないが、いずれも本物と見まごうばかりの視覚効果が見事だ。
 しかし、映像の完璧さに比べ話の内容が浅いのは興ざめで、主人公が騎馬民族に襲われて助かる“偶然”に始まり、彼を守る サーベルタイガーと出会う“偶然”など、偶然が味方の主人公ほどつまらぬものはない。張られた伏線が主人公を助ける“必然” が巧みであればあるほど映画は面白くなるものだ。
 エメリッヒ作品はどれも意表を突くアイディアで楽しめるのだがザンネンながらどの作品も見終わったあとの印象が薄いのが特徴だ。この映画も、見るまではホームランかと思わせながら、結局は特大ファールになってしまったのは惜しい。とはいえ、 ゴールデンウィークに劇場の大画面で家族で楽しむには最適の作品だろう。
(2008/04/29)

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