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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ランボー
ランボー

ランボー
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1982年
アメリカ
時間94分
監督テッド・コッチェフ
脚本マイケル・コゾル、ウィリアム・サックハイム、シルヴェスター・スタローン  
音楽ジェリー・ゴールドスミス
出演シルヴェスター・スタローン、リチャード・クレンナ、ブライアン・デネヒー、ジャック・スターレット

 「ロッキー」シリーズでおなじみのS・スタローンのもうひとつのヒットシリーズといえば、もちろん「ランボー」である。それぞれの主人公の置かれた境遇は、まさにアメリカという国の持つ「光」と「影」の部分を象徴しているかのようだ。ロッキー・バルボアは苦労の末に栄光を手にするが、ランボーはヴェトナムでの捕虜の影を引きずり、帰国後もその後遺症に苦しめられている。 本作は、単なるアクション活劇ではなく、 そんな主人公の悲しみを根底に据え、訴求力を持たせたことで、続くアクション一辺倒の2・3作との違いを明確に分けている。
 ヴェトナム帰還兵ジョン・J・ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、唯一の生き残り戦友をたずねアメリカ北西部の小さ な村を訪れるが、戦友は化学戦の薬品後遺症で亡くなったと知らされる。そして、失意のうちに通りかかった山あいの町ホ リデーランドで、彼は地元の保安官(ブライアン・デネヒー)に、いわれのない難クセをつけられた上拘束されてしまう。 よそ者に対する地方警察の排他的な行動パターンはアメリカ映画ではよく目にするところだが、ここでも例外ではなく“流れ 者”と見られた彼は数人の警官たちから、ハダカに剥かれて放水されるという屈辱的な扱いを受ける。しかし、このことが彼の中の悲惨な捕虜体験を呼びさます。グリーンベレー(米陸軍特殊部隊)の一員として過酷な条件下でも生き抜くすべを身に 付けている彼は、苦もなく警官たちを叩きのめすと、奪ったバイクで山奥へ姿を消すのである。かくて、たったひとりのランボ ー対700台のパトカーで押寄せる1000名もの警官隊との壮絶な闘いが始まることに……。
 頬のコケたスタローンがいかにも帰還兵を思わせる適役で、ヴェトナム仕込みのゲリラ戦法を駆使し、ひとりまたひとりと 警官をこらしめる場面はなかなか痛快だ。「ランボー」ヒットの勝因は、案外「影」に徹した主人公の創出にあったのかも知れ ない。ところで、20年ぶりに帰ってくるジョン・ランボーの“最後の戦場”とやらも、ちょっと気になるところではある。
(2008/05/12)

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