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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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フライボーイズ 
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2006年
フランス/アメリカ  
時間138分
監督トニー・ビル   
脚本フィル・シアーズ、ブレイク・T・エヴァンス、デヴィッド・S・ウォード
音楽トレヴァー・ラビン
出演ジェームズ・フランコ、ジャン・レノ、マーティン・ヘンダーソン、ジェニファー・デッカー、タイラー・ラビーン

オフィシャルサイト

 題名からはチープな印象を受けてしまいそうだが、これが複葉機による久方ぶりのフライトアクション大作だからうれしくなる。いわゆる二枚羽、三枚羽機が飛び交う航空映画は、古くはアカデミー賞第一回作品賞の「つばさ」(27)に始まり、石原裕次郎も出演した「素晴らしきヒコーキ野郎」(65)、ついで「ブルーマックス」(66)「華麗なるヒコーキ野郎」(75)など、なつかしい映画が思い浮かぶ。ヒコーキ(この場合複葉機を指す)ファンにとってスクリーンせましと大空を舞う複葉機をながめるのは至福の時なのである。これは鉄道マニアが蒸気機関車を“デゴイチ”(D51)や、“貴婦人”(C51)と呼んで熱狂する心理にも似ている。
 さて、物語だが、1916年、時はあたかも,第一次世界大戦真っ只中のフランスが舞台だ。テキサスで農場を営んでいた青年ローリングス(ジェームズ・フランコ)は地元の銀行に牧場を差し押さえられ、新天地を求めてフランスへ。当時フランスは新兵器として登場した“戦闘機”の乗り手を広く募集していたのだ。それはライト兄弟の初フライトから12年目のことで、早くも人類はヒコーキを武器として使い始めたことになる。かくてまだ極めて珍しかった飛行機に憧れ、応募してきた5人のアメリカ青年が“ラファイエット戦闘機隊”の一員となるのである。
 物語はこの5人の青年と、フランス軍司令官セノール大佐(ジャン・レノ)を中心に進行する。飛行機はズブの素人の5人の訓練に始まり、死と隣り合わせの戦闘場面がスクリーンいっぱいに展開するさまは、まさに航空機映画の醍醐味だ。さらに、中世騎士の馬上槍試合を思わせる複葉機同士の一騎打ちは、“いさぎよさ”と“武士道精神”まで垣間見せ、即物的ともいえる近代戦にない優雅さを感じさせてくれるのがいい。しかしながら、実話が元になっているだけに、5人の青年像に思い切った人物造形がなく、その分クッキリとした強い印象が残らないのは痛いが、特殊効果をフルに生かした空中戦は存分に楽しめる一編になっている。
(2008/05/14)

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