正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
映画評の続きを読む

正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

点数の数え方

正統派映画評!『映画開拓史』のスポンサー

Jocasi

個別映画評

トプカピ
TOPKAPI

トプカピ
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1964年
アメリカ
時間120分
監督ジュールス・ダッシン
脚本モンヤ・ダニシェフスキー
音楽マノス・ハジダキス
出演メリナ・メルクーリ、ピーター・ユスティノフ、マクシミリアン・シェル、ロバート・モーレイ、エイキム・タミロフ

 「トプカピ」とは、トルコのイスタンブールにある宮殿博物館の名称で、豪華な財宝や宝飾品が数多く展示された観光名所でもある。この物語は、その宮殿の中でもひときわ高価なお宝を狙う、女泥棒とその一味のお話だ。
 美女泥棒のエリザベス(メリナ・メルクーリ)は、愛人でもあるベテラン泥棒のウォルター(マクシミリアン・シェル)と組み、宮殿一の名宝“サルタンの宝剣”すり替え作戦を計画する。ウォルターの発案で集める仲間は前科ナシに絞り、発明おたくのイギリス貴族セドリック(ロバート・モーレイ)をはじめ、短気な腕力男と口のきけない軽業師を結集させる。そこに、何も知らずに運転手として雇われるのが小心者のイギリス人シンプソン(ピーター・ユステイノフ)と云うわけだ。ここまでの前半は登場人物の紹介と、トルコの町並みや人々の生活をからめて描き、話に現実感を持たせた上、観光気分も味あわせる演出がいい。そして後半、トルコ警察にテロリストと勘違いされ厳重な監視を受ける中、まんまとウラをかいて宮殿に忍び込む彼ら一味のエピソードが、まずはスタジアムの喧騒と、ついで宮殿内の静寂という、裏表のシチュエーションで進行するが、いずれもセリフを抑えて映像に語らせる、という映画本来の魅力を生かした絵作りがなんともうれしい。
 最大の山場は閉館後の床にセットされたわずかな接触にも鳴り響く警報網を、いかにかわして宝剣をすり替えるかだが、「ミッション・インポッシブル」でトム・クルーズがマネたシーンとはひと味違う、見事なハラハラドキドキ場面が用意してある。
 また、俳優も魅力的で、男たちを手玉に取るM・メルクーリの妖艶熟女をはじめ、ちょっと太めのP・ユスティノフや、コック役のE・タミロフなど押し出しのいいおじさんキャラもユニークで笑わせる。そして、忘れてならないのがマノス・ハジダキスの音楽だ。ギリシャの空気や町の匂いまで感じさせるような、どこまでも明るくはじけたメロディが異国情緒をかきたててはなさない。適度なユーモアとみなぎる緊張感のアンサンブルが、ドロボー映画の代名詞とまで言わしめる所以だ。
(2008/06/02)

トップへ