正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

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築地魚河岸三代目

築地魚河岸三代目
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
日本
時間116分
監督松原信吾
脚本安倍照雄、成島出
音楽本多俊之
出演大沢たかお、田中麗奈、伊原剛志、森口瑤子、柄本明、伊東四郎、マギー、荒川良々、温水洋一、大杉漣

オフィシャルサイト

 同名人気コミックの映画版だ。エリート商社マンの青年が、ひょんなことから恋人の実家である築地魚河岸の中卸店を手伝うことになり、そこに働く人々とかかわる中で自分本来の姿を見つめ直し、新たな道を歩き始めるという物語だ。
 主人公は30代半ばのサラリーマン赤木旬太郎(大沢たかお)である。彼の恋人明日香(田中麗奈)は装飾デザイナーであり、河岸の名店「魚辰」の二代目店主・鏑木徳三郎(伊東四郎)のひとり娘だ。そんな事とはまだ知らぬ旬太郎は、ある日の早朝、TシャツにGパン姿で颯爽と自転車をこぐ明日香を見かける。思わず追いかけた旬太郎がたどり着いた先はなんと、日本一の魚市場・築地だったのだ。実は明日香は本業のかたわら、腰痛で入院する父・徳三郎の店を手伝っていたのである。昼夜をいとわず頑張っているそんな彼女の身を案じた旬太郎は、半ば強引に「魚辰」の手伝いを宣言する。一方会社では、人事課長に抜擢されたばかりの旬太郎に大量リストラの責任者という重い任務がのしかかり、彼自身も、会社務めに疑問を感じていたのだ。と、まぁこんな一面も抱えている旬太郎は結局会社に見切りをつけ、人情味ある河岸の世界に身を置く決心をするのである。長年にわたって培われてきた多くのしきたりが残る独特の環境の中、ド素人の旬太郎が悪戦苦闘しつつも、持ち前の気っぷのよさと快活さで、次第に河岸の人気者になっていく……。
 こう書くだけで主人公のカッコいい生き様が目に浮かぶような、「寅さん」や「釣りバカ」に続く新シリーズ第1作だが、どうも序盤からお話がカラッとしないのは辛い。リストラ話で幕を開ける前半のエピソードにどうしても暗いイメージが付きまとい、うまく話がつながらないのだ。さらに、主人公の旬太郎にピチピチとした“活きのよさ”を感じないのもマイナスだ。もっとも、欠点ばかりではない。伊東四郎、柄本明などベテラン陣はさすがだし、英二を演じる井原剛志と千秋役の森口瑤子もなかなかの好演で、終盤の“泣かせるエピソード”で大きく点数を稼いでいる。しかしこれが主役ふたりの影を薄くし、2作目以降の期待まで薄めたとすれば、何とももったいない話である。
(2008/06/13)

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