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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ロビンとマリアン
ROBIN AND MARIAN

ロビンとマリアン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1976年
イギリス
時間107分
監督リチャード・レスター
脚本ジェームズ・ゴールドマン
音楽ジョン・バリー
出演ショーン・コネリー、オードリー・ヘプバーン、リチャード・ハリス、ロバート・ショウ、ニコル・ウィリアムソン

 「ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!」「スーパーマンU/冒険篇」などと、幅広く斬新な作風が持ち味の粋人リチャ-ド・レスターが、絶妙のキャスティングで撮り上げた伝説の義賊“ロビン・フッド”の後日譚である。
 十字軍の遠征に加わっていたロビン・フッド(ショーン・コネリー)と親友リトル・ジョン(ニコル・ウィリアムソン)は、獅子王リチャード(リチャード・ハリス)が城攻めのさいに受けた傷が元で亡くなったことから、18年ぶりにイギリスに帰国することになる。ところが国民は新国王ジョン(イアン・ホルム)の圧政に苦しんでおり、ふるさとノッキンガムでも昔年の宿敵である悪徳代官(ロバート・ショー)が、相変わらず権力を振るっていた。久しぶりに会うシャーウッドの森の仲間たちは皆年老いてはいたが変わらぬ気骨で温かく二人を迎える。ロビンは、今は修道院に暮らすかっての恋人マリアン(オードリー・ヘプバーン)とも再会を果たすが、彼女は国王の追放命令を無視して修道院に残ったため、悪徳代官から狙われていた……。
 18年の歳月を経て再会するロビンとマリアン。頭頂部の薄くなったS・コネリーと老いの目立つA・ヘプバーンの姿に時の無常を感じるものの、ふたりにそそぐ監督R・レスターのまなざしはあたたかい。派手な見せ場こそないが、城壁を登っては溜息をつき、剣を抜いては肩で息するロビン・フッドが切ないが、やっと自分の元に戻った恋人に寄り添うマリアンの心情も哀しい。中世に生きた人々の暮らしやいくさが、美しい田園風景の中でのんびりと繰り広げられるのを見るのは、それがたとえ決闘であってもホッとさせられるから不思議だ。そしてまた、その決闘相手に、コネリー自身がその昔、「007危機一髪」で闘ったR・ショウが、再び好敵手としてキャスティングされているのが、なんとも心憎い演出ではないか。さらに、あまり良い作品に恵まれなかった晩年のペプバーンだが、その代表作とも云える「ローマの休日」で見せた可憐さと気高さを、老いてもなおその姿にとどめながら演じた本作でのヒロイン像“マリアン”は、女優としての評価の対象でこそなかったが、彼女の“もうひとつの代表作”としても、永く映画ファンの胸に残るであろう名作なのだ。
(2008/06/15)

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