正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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アフリカの女王
THE AFRICAN QUEEN

アフリカの女王
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1951年
イギリス
時間104分
監督ジョン・ヒューストン
脚本ジョン・ヒューストン、ジェームズ・アギー
音楽アラン・グレイ
出演ハンフリー・ボガート、キャサリン・ヘプバーン、ロバート・モーレイ、ピーター・ブル、セオドア・バイケル

 アフリカのジャングルを駆け回る“アマゾネス”の女戦士たちでも登場しそうな題名だが、こちらは同じアフリカながらそのジャングルを流れる川が舞台のお話だ。原題も「THEAFRICANQUEEN」で、この物語のもうひとりの主役であるオンボロ蒸気船の船名がタイトルなのだ。
 1914年、ドイツ領アフリカ東部で布教活動をしていたイギリス人宣教師兄妹の村が、第一次世界大戦の勃発で、ドイツ軍の掠奪に遭い村民まで拉致されてしまう。ショックを受けた牧師は死亡、後には妹ローズ(キャサリン・ヘプバーン)がひとり残される……。と云うのがお話の始まりで、アマゾン奥地の川を行き来し、鉱山には爆薬、沿岸住民には雑貨や手紙を運んでいる船長チャーリー(ハンフリー・ボガート)が、その村へ立ち寄り天涯孤独となったローズを救い出す場面から、蒸気船ともどもドラマは動き出す。酒がないと夜も日も明けぬ呑んだくれ船長と、神に仕えるお堅い女史のぶっ飛び大冒険がここに始まるのだ。ほとんどのシーンを主役ふたりで占めながら、その見事なまでに息のあった演技で最後まで飽きさせないのはさすがと云うべきで、この年のアカデミー主演賞にふたりともノミネートされ、女優賞は逸したものの、男優賞はガッチり獲得したのが何よりそれを物語る。お話はこのあと、兄を殺されたローズの発案で、下流の湖に停泊中の仇と目指すドイツの砲艦“ルイザ”の撃沈に向けて、蒸気船「アフリカの女王」号は舵を大きく切っていくのである。急流、激流さらには瀑布にほんろうされ、見上げる崖の監視所からはドイツ兵の銃撃を浴びつつも、次第に“ルイザ”に迫っていく「アフリカの女王」の姿を、時にユーモラスにあるいはスリリングに、緩急自在に描き分けるヒューストンの演出が実に鮮やかだ。
 気になるのは、激流くだり場面に見られるいくつかの“合成画面”。当時はさかんに使われた映画技術も、今見るといかにもチープで不自然だが、同時になぜか古い友だちにでも出合ったような“懐かしさ”も感じるのは“年のせい”なのだろうか。
(2008/07/21)

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