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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ダークナイト
THE DARK KNIGHT

ダークナイト
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
アメリカ
時間152分
監督クリストファー・ノーラン
脚本ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード、ハンス・ジマー
出演クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマン、アーロン・エッカート

オフィシャルサイト

 この映画は今まで見慣れてきたヒーロー物の「バットマン」とは別物のようだ。なぜなら題名から“バットマン”の文字が消えたことで、これまでとはひと味違うストーリーが展開。大人が見る「バットマン」として生まれ変わっている。
 そうは云っても、舞台はもちろん“ゴッサムシティ”だし、この街を守るのは当然“バットマン”こと、ブルース・ウエイン(クリスリスチャン・ベイル)にほかならない。今回の敵は、この街に現われた“邪悪なピエロ”のジョーカー(ヒース・レジャー)である。彼はバットマンに、マスクをぬいで正体を明かせと迫る。明かさなければ明かす日まで市民を殺害し続けると、脅迫する。
 耳まで裂けた赤い口元も不気味な犯罪者を、H・レジャーが狂気と見まごう異常さで熱演。これは、「ノーカントリー」でJ・ハビエルが演じた“殺し屋シガー”に勝るとも劣らぬ出来栄えで、常軌を逸した言動と嫌悪感をもよおす特異なメイクは観客の心を震え上がらせずにはおかない。ところで、本作がこれまでのバットマンと違うのは、特殊マントでビルの谷間を滑空はするが決して超人ではなく、生身の人間として描かれているからだ。従って連夜の悪人退治に生傷は絶えないし、元恋人レイチェル(マギー・ギレンホール)と、その彼氏でもある新進気鋭の有能検事ハービー(アーロン・エッカート)の二人がジョーカーの手に落ち絶体絶命のピンチとなると、どちらを先に助けるかで苦悩する。そしてジョーカーの狙いもそこにあるのだ。正義ヅラした人間たちをブッ潰し世界の破滅を見物すること、それこそがジョーカーの野望なである。だが、このあとの展開にいささか疑問が残る。ジョーカーの罠に落ち瀕死の重傷を負ったハービーは、トゥーフェイスとなって蘇えると、コインの表裏で人を殺害する、という行動を取りはじめる。
 実はこれがどうもひっかかるのだ。どこかで見たような、そう「ノーカントリー」の殺し屋シガーが使う殺人手口と同じなのである。単なる活劇でなく、深みと重みを兼ね備えた作品だけにちょつと残念な気もするが、ジョーカー役のH・レジャーの、あたかも自らの死を予感したかのような鬼気迫る演技には圧倒されると共に、28才という若すぎるその死が悔やまれてならない。
(2008/08/17)

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