正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
映画評の続きを読む

正統派映画評!『映画開拓史』点数の数え方

点数の数え方

正統派映画評!『映画開拓史』のスポンサー

Jocasi

個別映画評

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2007年
日本
時間109分
監督北村拓司
脚本小林弘利
音楽高橋哲也
出演市原隼人、関めぐみ、浅利陽介、三浦春馬、野波麻帆、板尾創路

オフィシャルサイト

 「ひきこもり作家」を自称する滝本竜彦のデビュー作で「第5回角川学園小説大賞」を受賞した同名小説の映画化だ。カタカナだけの題名からは、内容はおろかジャンルさえも予測不能だが、本質はきわめてマトモな青春物語で、内なる自己との対決を描いた妄想世界のお話である。それも最近ちまたに氾濫するヤワな恋愛中心の物語でなく、派手なCGアクションが炸裂する「青春活劇」にしたところが面白いところだ。
 主人公はバイク事故で親友を失った悲しみから、毎日を漫然と過ごす高校生の山本陽介(市原隼人)だ。ある日、彼はチェーンソーを振り回す謎の男と戦う女子高生・雪崎絵里(関めぐみ)と出会う。そしてこの日を堺に陽介もまた、絵里の助っ人として不死身のチェーンソー男との戦いに巻き込まれていく。両親と妹を突然亡くした絵里は、これが元で心に痛手を負い、その痛手こそが彼女の宿敵、チェーンソー男になったと云うわけだ。夜ごと表れるその男を倒さぬかぎり絵里に平安の日々が訪れることはない。かくて、迎え撃つ絵里も、この時ばかりは超人的な身体能力を発揮、水にもぐり、宙を飛んではチェーンソー男と互角の闘いを繰り広げることになる。月から降ってくるチェーンソー男と、うなりを上げるエンジン音。江戸の町並みを背景に展開するワイヤーアクションの数々。さらには、屋内プールや遊園地での戦いなど、数多くのCGカットはどれもキレが良く、なかでも、夜空に舞う雪の結晶の中での闘いは、回転するチェーンソーのディーゼル油が臭うほどの迫力だ。どこか頼りない主人公と、キリッと凛々しいヒロインの組み合わせはよくあるパターンだが、演じるふたりが素朴でイヤミもなく、また、寮で暮らす陽介の周辺人物像もユーモアまじりにキチンと描かれ悪くはない。さらに、スーパーヒロインを演じる関めぐみの、時代劇さながらの“大見得”が以外にカッコイイのにはビックリだ。気になるのは主役、市原隼人のナレーション。彼の“語り”部分がピリッと決まってさえいれば観客の満足度はより高まったことだろう。
(2008/09/19)

トップへ