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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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個別映画評

男たちの挽歌
英雄本色A BETTER TOMORROW

男たちの挽歌
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1986年
香港
時間95分
監督ジョン・ウー
脚本ジョン・ウー
音楽ジョセフ・クー
出演チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャン、エミリー・チュウ、リー・チーホン、ケン・ツァン

 「フィルム・ノワール」という言葉がある。フランス語で「暗い映画」を意味し、主に暗黒街が舞台の映画を指す。この言葉、当然フランス製ギャング映画のことだろうと思われがちだが、実はそうではない。第二次世界大戦の終息とともにフランスで解禁となったアメリカ映画ジョン・ヒューストンの「マルタの鷹」や、オーソン・ウエルズの「黒い罠」など一連の暗黒街映画に対して付けられた呼称なのだ。そしてその後、「香港ノワール」とよばれて一躍脚光をあびたのが本作だ。これは闇の組織対警察の攻防を背景に、男たちの友情と裏切り、さらには兄弟間の確執を描き、香港製犯罪映画の先がけとなった記念すべき作品なのである。

 この映画の主人公は三人の男たちだ。一人目は香港マフィィアの幹部ホー(ティ・ロン)。次に、そのホーの良き相棒であり、彼を兄貴分と慕う同じ組織のマーク(チョウ・ユンファ)。そして闘病中の父に代わってホーが面倒を見る弟キット(レスリー・チャン)の三人だ。敬愛する兄が犯罪者だとはつゆ知らぬキットは警察学校を卒業して刑事となる。一方弟思いのホーは、自分と対極にある職を選んだキットのためにヤクザ稼業から足を洗おうと決心する。だが、引き受けた最後の仕事で相手に裏切られ、自宅に押し入った組織の男に父親まで殺されてしまう。その事を知ったホーの相棒マークは怒りを爆発させ、裏切り者たちに復讐の銃弾をぶちかます。しかし、マーク自身も足を撃たれて義足の身体となるのだった……。それから3年の月日が流れ、刑期を終えて出所したホーが見たのは見るかげもなく落ちぶれたマークと、今はすっかりベテラン刑事となった弟キットの、兄ホーに向ける侮蔑的なまなざしだった。

 これまでのカンフー物やキョンシー映画にはなかった映像世界を描いて香港映画界に喝を入れるように登場したこの映画は、このあと3本の続編を生み、「香港ノワール」の言葉を定着させてしまう。そして今ではすっかり市民権を得たこの言葉は「インファナル・アフェア」へと引き継がれ、さらにはマーティン・スコセッシのハリウッド映画「ディパーテッド」へと繋がっていくことになる。これはまぎれもない本作の監督ジョン・ウーの大きな功績と言っていいだろう。
(2008/10/19)

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