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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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まぼろしの邪馬台国

まぼろしの邪馬台国
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
日本
時間118分
監督堤幸彦
脚本大石静
音楽大島ミチル
出演吉永小百合、竹中直人、窪塚洋介、風間トオル、平田満、柳原可奈子、黒谷友香

オフィシャルサイト

 長崎県島原生まれの古代史研究家、宮崎康平の同名著書の映画化だ。昭和40年代当時、第一回吉川英治文化賞を受賞してベストセラーとなったこの書籍は、それまで学者レベルでの存在だった「邪馬台国」を日本中に知らしめる一大ブームを巻き起こしたものだった。それにしても、“実話ネタ”映画はどちらかというと地味な印象が強く、お客を呼ぶに適した企画とも思えないが、盲目の身でありながら日本史最大の謎「邪馬台国」の発見に燃える男とその妻の不屈の物語は、実話の重みを味方に付けて、なかなか見応えのある感動編になっている。

 物語は昭和31年の博多から始まる。NHK福岡のアナウンサー長浜和子(吉永小百合)は、自分が担当する番組のゲストとして招いた宮崎康平(竹中直人)にこの日初めて出会い、そのあまりに破天荒な人間性に戸惑わされてしまう。しかし、これが縁で康平が経営する島原鉄道を訊ねた和子の人生は、ここに運命的なスタートを切ることになる。だが、康平の性癖は傲慢そのもの。会社では自説を通すためには白杖を振り回し、家庭でも相当な関白振りを発揮する。物語の前半はそんな康平を演じる竹中直人のオーバーアクトな演技が鼻につくが、話の進行と共にそれは主人公の魅力的な個性にも見えてしまうところが面白い。和子はこのあと、康平に懇願され結婚を承諾するのだが、どうもこのくだりがスッキリしない。奇人の噂も高い男でしかも後妻の立場に、彼女の心に葛藤はなかったのだろうか?吉永小百合が演じる「和子」が優等生に見えてそんな疑問を感じさせないのはさすがだが……。そして、島原大水害が発生。これが宮崎康平を謎の国「邪馬台国」へと導くことになり、盲目の夫を支える献身的な妻、和子と二人三脚での苦闘の日々が始まるのだ。

 遠浅の海を染める有明海の夕日や、雄大な阿蘇風景など映像も美しいが、物語をささえる出演者も、漫談家の綾小路きみまろ、をはじめTV司会者の草野仁までも顔を出していて賑やかだ。だが、果たしてそれが良かったのかどうかは意見の分かれるところではなかろうか。
(2008/12/11)

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