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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
アメリカ
時間111分
監督アレクサンドル・アジャ
脚本アレクサンドル・アジャ、グレゴリー・ルヴァスール
音楽ハビエル・ナバレテ
出演キーファー・サザーランド、ポーラ・パットン、エイミー・スマート、メアリー・ベス・ペイル、ジョン・シュラブネル

オフィシャルサイト

 米国のTVドラマ「24 TWENTY FOUR」で、主人公“ジャック・バウアー”を演じて大人気のキーファー・サザーランドが主演するサスペンス・ホラーである。ここで彼は、1年前に同僚を誤って射殺して停職処分を受け、今は妹のアパートに居候する元ニューヨーク市警の刑事、という役どころだ。サザーランドは本作の主人公“ベン”を、どこか“ジャック”の残像を残しつつも、過去のトラウマに苦しむ男に扮して気分も新たに熱演している。

 主人公ベン・カーソン(キーファー・サザーランド)は過去の不幸な出来事で酒に溺れ、それが元で妻エイミー(ポーラ・パットン)や子供たちとも別居中だが、いつか必ず以前の幸せな家庭生活を取り戻そうともがいていた。そんなある日、ベンに5年前の大火災で廃墟となったデパート、メイフラワーの夜警の仕事が巡ってくる。だが、ニューヨーク6番街にあるその廃屋の中央には磨きあげたように光沢を保つ巨大な鏡があり、これまでに何人もの夜警の命を奪っていたのだ。そして巡回の夜、ただならぬ妖気に引き寄せられて鏡に近づいたベンが、ひび割れ部分に手を触れた時、彼はその邪悪な“鏡”に囚われてしまう……。やがてベンの身辺で異変が起こり始める。洗面台の鏡にうつる自分の目尻が瞬間的にゆがんだベンが、ギャッとのけぞるショックシーンが強烈だ。鏡に現われる奇怪な手形や不気味なメッセージ。廃墟にひびき渡る悲鳴、燃えて苦しみのたうつ女など、まるで“おばけ屋敷”さながらの恐怖演出が観客の恐怖心をあおりにあおる。このあと、家族に危険が及ぶと判断したベンが狂ったように家中の鏡をはずし、あるいはペンキで鏡面を塗りつぶす様子を、アル中の発作だと誤解して怖がる家族の姿も不安感を生む。

 本人は鏡の前から離れたのに、鏡の中に人が残る絵や、生身の自分が鏡にうつる自分自身に口を裂かれる場面など、グロいシーンもあるが、どこの家庭にもある何でもない“鏡”を恐怖の対象としたところがユニークだ。韓国映画のリメイクとはいえ、家の鏡に恐怖感を抱かせる演出は見事。この映画を思い出すたびに鏡に拒否反応を示す人が出てもおかしくはないラストがうれしいホラー映画だ。
(2008/12/23)

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