正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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個別映画評

ミシシッピー・バーニング
MISSISSIPPI BURNING

ミシシッピー・バーニング
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1988年
アメリカ
時間126分
監督アラン・パーカー
脚本クリス・ジェロルモ
音楽トレヴァー・ジョーンズ
出演ジーン・ハックマン、ウィレム・デフォー、ブラッド・ドーリフ、フランシス・マクドーマンド、R・リー・アーメイ

 2009年1月20日、ついにアメリカに黒人の大統領が誕生した。この日はアメリカの歴史の中で月面着陸したアポロ11 号以来の記念すべき日になることだろう。なぜなら、リンカーン大統領「奴隷解放宣言」以後も連綿と続いた差別と抑圧 の社会で、その犠牲となった公民権運動家キング牧師が残した「肌の色でなく、内なる人格で評価される日」の言葉が実 現した日だからだ。そして、この映画が描くのは、十数年前まで繰り返されてきたアメリカ南部での黒人弾圧の実態である。

 1964年、ミシシッピー。三人の青年が乗ったクルマが夜道を走っている。追走してくる数台のクルマ。そのうち一台は パトカーだ。重苦しい雰囲気が画面に流れる。青年の車が停車すると追ってきたパトカーの保安官が青年たちに近づき、 いきなり三人を射殺する。公民権運動家の青年たち3人が行方不明となり、FBIから派遣されたエリート捜査官ウォード (ウィレム・デフォー)と、地元出身の捜査官アンダーソン(ジーン・ハックマン)がこの街にやって来る。だが、“よそ者”を 見る住民の目は冷ややかだ。

 「WHITE」と「COLORED」とに分けられた公共施設がこの街の状況を物語る。捜査官二人に は事件にかかわるのが保安官を含む白人至上主義集団、K・K・K(クー・クラックス・クラン)の一味だと分かっていながら 証拠が掴めず手が出せない。しかも、これ見よがしの黒人住居の焼き討ちが続発。遂には二人の宿舎まで狙われる。 冷静沈着なウォードと、血の気の多いアンダーソンの性格の異なる二人の男たちが「燃えているミシシッピー」に飛び込 んでいく。そして物語は、夫たちの行動に批判的な保安官補ベルの妻(フランシス・マクドーマンド)の証言で動き出す。

 三角白頭巾の集団が無抵抗な黒人たちに加える暴行シーンの容赦のなさが凄まじい。社会派監督アラン・パーカーの 冷徹なタッチが見る者の心をも凍らせる。大統領就任式の翌日、朝日新聞はこう伝えた。「リンカーンの奴隷解放宣言か ら145年、今も差別に苦しむ黒人の一人が、超大国・米国の頂に立った。」と……。
(2009/01/24)

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