正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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個別映画評

アストロノーツ・ファーマー/庭から昇ったロケット雲
THE ASTRONAUT FARMER

アストロノーツ・ファーマー/庭から昇ったロケット雲
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2007年
アメリカ
時間104分
監督マイケル・ポーリッシュ
脚本マーク・ポーリッシュ、マイケル・ポーリッシュ
音楽スチュアート・マシューマン
出演ビリー・ボブ・ソーントン、ヴァージニア・マドセン、ブルース・ダーン、ティム・ブレイク・ネルソン

オフィシャルサイト

 題名から分かるとおり「酪農家の宇宙飛行士」のお話である。ただ、「酪農家」を表す「ファーマー」は、ここでは主人公の名前であり、元宇宙飛行士のファーマーが手製のロケットで宇宙を目指すという、奇想天外なホラ話だ。本来、莫大なお金がかかる“有人ロケット”が、手作りとはいえ一個人の財力で作れるとは思えないが、それらしく見せてしまうところが面白い。

 かってNASAの宇宙飛行士だったチャーリー・ファーマー(ビリー・ボブ・ソーントン)は、今は実家の農場を引き継いでいる。しかし、どうしても宇宙への夢をあきらめ切れないチャーリーは納屋でのロケット作りに取り組み、すでに完成間近の状態だ。納屋にデンと突っ立つ真新しいロケットが異彩を放つ。銀行家の友人に借金を断られてケンカしたり、授業中の子供たちを学校から連れ戻し、自分の「宇宙計画」に参加させるなどのエピソードが主人公の変人ぶりを描き出す。だが、そんな彼を支えるのは、夫の夢に理解を示す妻と、父親の夢に自分たちの夢を重ねる三人の子供たちだ。かくて、彼ら家族は全てを投げ打って無謀とも思える「宇宙計画」を進めていく。ところがその計画はFBIやCIAの知るところとなり、チャーリーは国に脅威を与える危険人物としてしっかりマークされてしまう。さらに、噂を聞きつけて集まったマスコミも彼を取り上げ、チャーリーは一躍世間の注目を浴びるが、物語はここからロケット発射の一点に的を絞って動き出すのだ……。

 テキサスの田舎町の広大な自然を背景に、そこに暮らす酪農家の主人公とその家族の物語は、どう見ても近代科学の粋を集めたロケット話にはそぐわないが、意外にもおおらかで牧歌的なムードが手製ロケットにマッチして納得させられてしまう。この作品を暖かなものにしているのは、主人公一家のなごやかな生活描写と、住民たちとの交流風景だ。父親を助ける長男と、無邪気な幼い二人の娘。そして主人公を支える献身的な妻や好意的な友人たちなど、都合の良すぎる人物設定に不満はあるが、さわやかな印象が残るのが取り得の好篇と云えるだろう。
(2009/01/30)

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