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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ハンコック
HANCOCK

ハンコック
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
アメリカ
時間92分
監督ピーター・バーグ
脚本ヴィー・ヴィンセント・ノー、ヴィンス・ギリガン
音楽ジョン・パウエル
出演ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマン、エディ・マーサン、ジェイ・ヘッド

オフィシャルサイト

 ウィル・スミス演じる“ジョン・ハンコック”は、スーパーマンなみの超人だ。従って空も飛べるし、クルマだって片手でヒョイのスーパーヒーローだ。だがしかしこの男、これまで見なれた正統派超人とはチト違う。それは主人公のハンコックが、飲んだくれで、下品で粗暴でぐうたらで、おまけに悪人退治には街の破壊も何のその、のダメ男だからである。

 物語は、クルマが踏切内で立ち往生してハンコックに助けられた広告マンのレイ(ジェイソン・ベイトマン)が、今や命の恩人となったハンコックを、なんとか“世間から愛される”まともなヒーローに改造せんと奮闘するのが序盤の見せ場だ。そして、レイの申し出にしぶしぶ応じたハンコックが、街に与えたこれまでの損害に対して住民に謝罪。レイの矯正プログラムを受け入れてみずから刑務所に入るシークェンスへと続いていく。

 そしてここから、ハンコックの刑務所生活が始まるのだが、ここで描かれる囚人たちとのトラブルや、矯正訓練のエピソソードがどうにも退屈でつまらない。一方、ヒーロー不在の街では犯罪が倍増。レイの思惑どうりハンコック待望論が人々の間にまき起こる。かくて、生まれ変わったハンコックが身だしなみも新たに颯爽と街に戻ってくる、という展開だ。

 それまでTシャツに短パン姿だったハンコックが、ヒーロースーツに身を包んでカッコよく、悪人たちをやっつける場面はなかなか痛快だ。しかし、レイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)の過去や、ハンコックの秘密が明らかになる後半は、それまでコミカルで軽妙だった描写が一変。重くシリアスな展開となり、すっかり話の調子をくずしてしまう。これはどうみても演出上の構成ミスと云うべきで、ハンコックとメアリーの取って付けたような因縁話にもうんざりさせられる。

 もっとも、この因縁話は続編ねらいの布石とも取れるが、異色のキャラクター設定がユニークな題材だけに、後半の腰砕けが悔やまれる一編となった。
(2009/02/09)

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