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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ブラボー砦の脱出
ESCAPE FROM FORT BRAVO

ブラボー砦の脱出
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1953年
アメリカ
時間98分
監督ジョン・スタージェス
脚本フランク・フェントン
音楽ジェフ・アレクサンダー 
出演ウィリアム・ホールデン、エリノア・パーカー、ジョン・フォーサイス、ウィリアム・デマレスト

 西部劇の傑作「OK牧場の決闘」や、捕虜収容所からの大量脱出を描いた超大作「大脱走」など、豪快な作風が持ち味の監督J・スタージェスの日本初登場作が本作だ。しかも、のちにこの監督の代名詞ともなる“骨太アクション”の片鱗が早くもこの映画で見られるのはうれしいかぎりだ。

 赤茶けた岩山、晴れわたる青空をバックに、乗馬姿の北軍大尉ローパー(ウィリアム・ホールデン)が、脱走した南軍兵をロープで引いて砦まで連れ戻るという捕虜たちへの見せしめシーンから物語は幕を開ける。このトップ・シークエンスは主人公ローパーの厳格な性格を象徴する印象的な場面だ。舞台は南北戦争真っ只中のアリゾナ。ここブラボー砦には少数の北軍守備隊のもと、多数の南軍捕虜が収容されていた。

 ある日、部下と偵察に出たローパーはインディアンに襲われる駅馬車を救うが、その馬車には守備隊長の娘アリスを訪ねるカーラ(エリノア・パーカー)が乗っていた。ローパーはカーラの美貌にひと目で心を奪われる。だが、カーラには胸に秘めた目的があった。それは捕虜として捕らえられている婚約者マーシュ(ジョン・フォーサイス)の救出だったのだ。そうとは知らぬローパーはカーラへの思いをつのらせ、彼女もまたそんな主人公に惹かれはじめる、という前段はよくあるパターンだが、カーラがマーシュとその捕虜仲間と脱走するあたりから物語は一段とヒートアップしてくる。

 裏切られて傷ついたローパーが追跡して脱走兵とカーラを捕えるくだりも見せ場だが、何といってもインディアンの襲撃を受ける後段はこの映画最大の見どころとなる。主人公たち六人が身を隠すわずかな荒野の窪地を目がけ、突進してきたインディアンたちが次々に大地に槍を突き立てる。やがて六人を囲むように槍ぶすまを作ると、岩山に陣取ったインディアンの一群が空に向けて一斉に弓を引くのだ。青い空から不気味な音とともに降ってくる矢の位置が、次第に確度を増して六人の頭上に迫る恐怖が、観客の身も縮みあがらせること請け合いの一編である。
(2009/03/06)

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