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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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宮廷画家ゴヤは見た
GOYA'S GHOSTS

宮廷画家ゴヤは見た
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2006年
アメリカ/スペイン
時間114分
監督ミロス・フォアマン
脚本ミロス・フォアマン、ジャン=クロード・カリエール
音楽ヴァルハン・バウアー
出演ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガルド、ランディ・クエイド

オフィシャルサイト

 本作は、アカデミー賞受賞作「アマデウス」を手掛けたミロス・フォアマンの最新作である。「アマデウス」では、モーツアルトの才能に嫉妬する音楽家サリエリを語り手に物語を組み立てたフォアマンだが、ここでは18世紀末から19世紀初頭にかけてのスペインを舞台に、そこに生きた画家フランシスコ・デ・ゴヤの目を通して、時代の波に翻弄される男女の姿を描いている。
 
 1977年のマドリードに始まるこの物語は、宮廷画家ゴヤ(ステラン・スカルスガルド)が描く肖像画のふたりのモデルを中心に語られる。ひとりは裕福な商人の娘イネス(ナタリー・ポートマン)だ。彼女は罪もないのに異端審問にかけられ、異端の烙印を押されて投獄される。                            
 そしてもう一人は、その異端審問の提唱者でもある神父ロレンソ(ハビエル・バルデム)である。彼はゴヤのアトリエで見た肖像画のイネスに心を奪われ、このあとのイネスの人生に大きくかかわることになる……。
 
 やがて15年の歳月が流れ、フランス革命の勃発を契機にナポレオン軍がスペインに侵攻。異端審問は禁止され、長年に亘って囚われていたイネスはついに解放されるのだが……。
  
 バイオレンス・アクションの佳作「レオン」ではまだ可憐な少女だったN・ポートマンが、ここではこれまでにない役に挑戦。観客の目を見張らせるほどの熱演だ。

 一方、「ノーカントリー」で異様な殺し屋を演じたJ・バルデムも、情熱と野心に燃える嫌な男と、父親としてのやさしい男を演じ分け、そのズシリとした存在感で話に厚みをもたらしている。

 この二人の演技のぶつかり合いを見るだけでも見応え十分だが、劇中で銅板画の制作過程が描かれていたり、肖像画に手を描き加えれば料金が加算されるなど、当時の画家の仕事ぶりまで窺わせる中身の濃さも魅力の一篇だ。
(2009/05/19)

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