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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
REVOLUTIONARY ROAD

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2008年
アメリカ/イギリス
時間119分
監督サム・メンデス
脚本ジャスティン・ヘイス
音楽トーマス・ニューマン
出演レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、キャシー・ベイツ、マイケル・シャノン、キャスリン・ハーン

オフィシャルサイト

 早いもので「タイタニック」から11年。あのころまだ初々しかったディカプリオとウィンスレットが今やベテランの風格さえ漂わせ、ふたたびスクリーンに帰ってきた。「タイタニック」でもそうだったが、ここでもウィンスレットが激しい気性のヒロインを演じて、ディカプリオを圧倒している。

 パーティで出会った男と女。男はビジネスでのヨーロッパ進出を夢み、女優を目指す女は、輝く未来に胸ふくらませている。そんなふたりは“特別な人間”を自負してたちまち意気投合。結婚して子供が生まれるとNY郊外の一軒家に移り住む。

  だが、そこで妻エイプリル(ケイト・ウィンスレット)を待っていたのは平凡な家事と育児の日々でしかなく、夫フランク(レオナルド・ディカプリオ)も、父のようにはなりたくないと思っていたものの、仕事も会社も父と同じだ。

 それでも夢をあきらめ切れないエイプリルは地元のアマチュア劇団の舞台に立つが、散々な出来を夫フランクに酷評されて大ゲンカとなり、夫婦仲は悪化のきざしをみせはじめる……。

 中折れ帽をかぶった男たちが郊外の駅から電車で出勤する場面や、升目状に仕切られた社員オフィスと、その奥のガラス張りの管理スペースが1950年代当時の平均的なアメリカの職場を象徴しているようでなかなか興味深い。

 そしてフランク30才の誕生日の夜、意を決したようにエイプリルが話し出す。家族みんなで引っ越して、心機一転パリで暮らそう……と。フランクはとまどうが、エイプリルのあまりにも真剣な言葉に次第にその気になっていく。

  ゴールデングラブ賞に輝いたウィンスレットの熱演も光るが、受けて立つディカプリオの、自意識過剰な妻に振り回される夫も、苦悩を全身に滲ませる力演だ。さらに、キャシー・ベイツの、精神を病む息子を演じるM・シャノンの不気味な存在感も記憶に残る。

 監督サム・メンデスの演出は、舞台監督らしいキメ細かさで新興新興住宅街のたたずまいはもとより、調度品から登場人物のコスチュームにいたるまで1950年代の空気を再現して見せる。だが、そこで繰り拡げられる夫婦間の思考のズレとののしり合いは、見ていて疲れる話でもあるようだ。
(2009/06/22)

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