正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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ノウイング
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ノウイング
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2009年
アメリカ 
時間122分
監督アレックス・プロヤス
脚本ライン・ダグラス・ピアソン、ジュリエット・スノードン、スタイルズ・ホワイト
音楽マルコ・ベルトラミ
出演ニコラス・ケイジ 、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン、ベン・メンデルソーン

オフィシャルサイト

 劇場で見たこの映画の予告はなかなか面白そうだった。旅客機が片翼を地面にこすりながら墜落する場面をはじめ、電車が地下鉄ホームに激突するシーン。さらには、太陽フレアにのみ込まれていく大都市の姿など、そのダイナミックな映像で観客の「見る気」をあおっていたのだが果たして本編やいかに……。

 と思わせて物語は次のように始まる。小学校の記念行事でタイムカプセルが埋められる。中身は未来に向けた子供たちの絵なのだが、その中にルシンダという少女が書いた数字だけが並ぶ不思議な一枚があった。

 50年後、タイムカプセルは開けられ、取り出した絵は子供たちに分けられる。そこで少年ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)が受け取るのがそのルシンダの一枚だ。

  大学教授ジョン・ケストラー(ニコラス・ケイジ)は息子ケイレブが持ち帰った紙の数列に興味を抱く。そして数字が過去に起きた大惨事の日付とその犠牲者数にあたることを突き止める。さらに、それに続く不明な数字が、これから起きるであろう事故現場の座標を表すことにも気付いたジョンは、その場所に先回りして惨事を未然に防ごうと奔走するが……。

 物語はルシンダの子ダイアナ(ローズ・バーン)と、ケイレブと同じ年頃のその娘アビー(ララ・ロビンソン)を登場させ、二組の親子をメインに据えると、空前絶後の地球異変へと一挙に観客を導いていく。

 だが、少女ルシンダの不気味な行動で始まるオープニングはホラー映画さながらだし、つづく主人公の数字解析シーンはミステリー仕立てとなり、見せ場である大災害場面はパニック映画そのものと、詰め込むだけ詰め込んだ“ごった煮”的構成が成功しているとは言い難い。

 時おり描かれる黒い小石や、少年ケイレブに迫る黒い人影など、いくつかの思わせ振りなカットも単なる“こけおどし”以外のなにものでもなく、面白そうだった予告篇の迫力場面が、そのまま本編の見せ場のほとんどだったという現実に驚かされる一編だ。
(2009/07/19)

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