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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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プラトーン
PLATOON

プラトーン
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1986年
アメリカ
時間120分
監督オリヴァー・ストーン
脚本オリヴァー・ストーン
音楽ジョルジュ・ドルリュー
出演チャーリー・シーン、トム・ベレンジャー、ウィレム・デフォー、ケヴィン・ディロン、フォレスト・ウィッテカー

 タイトルの「プラトーン」とは、軍隊の編成単位で十数名から数十名の比較的小人員で組織された軍隊を指す。

 そして本作は、ベトナム帰還兵でもある監督オリバー・ストーンが自身の体験を交えて描く、ある小隊(プラトーン)に配属された若者が見る悪夢のような戦場だ。

 主人公クリス・テーラー(チャーリー・シーン)は、次々と徴兵されていく同年代の若者のほとんどが、少数民族や貧しい者たちだったことに義憤を感じて大学を中退。自ら志願して戦雲ただようベトナムにやってくる。

 だが彼は、配属先の小隊に着任したその日に、自分がとった行動を後悔することになる。そこは、鬱蒼たる密林に降りそそぐ雨とぬかるみの中、銃弾飛び交うまさに「地獄の戦線」だったのだ……。

 物語は、主人公が配属」された最前線の戦闘小隊「プラトーン」のメンバーを紹介する形で進行する。

 その中で、物語の中心人物とも云えるのが2等軍曹のバーンズ(トム・ベレンジャー)と、3等軍曹のエリアス(ウィレム・デフォー)のふたりだ。

 エリアスの上官にあたるバーンズは、いくつもの死線をくぐり抜けてきた猛者で、顔に刻む深い傷がそれを物語るような冷酷で非情な男だ。片やエリアスは強い正義感と、たとえ戦場といえども無益な殺傷は決してしない、という固い信念の持ち主だ。この二人がまるで水と油のように反目し合うことで物語は構成されていく。

 最初は冷静沈着なバーンズにあこがれていた主人公が、次第にエリアスの人間味ある行動に惹かれはじめるステレオタイプな展開は新味に欠けるものの、実際にこの戦争の体験者でもあるストーンが描く戦場は、戦闘シーンのみならず、隊員たちの日常些細なシーンまで、強烈なインパクトで観客に迫ってくる。ことに、米兵が村民を蹂躙する場面など、目を覆いたくなるほど凄惨で残酷だ。

  そしてこの映画のもう一つの見どころは、当時まだ無名に近かった俳優たちが、このアカデミー賞受賞作にその若い姿をクッキリと刻んでいることだろう。C・シーンは言うに及ばず、T・ベレンジャー、W・デフォー、F・ウィッテカーさらにはJ・デップまでもが顔を揃えて賑やかだ。
(2009/08/14)

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