正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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サブウェイ123 激突
THE TAKING OF PELHAM 1 2 3

サブウェイ123 激突
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2009年
アメリカ
時間105分
監督トニー・スコット
脚本ブライアン・ヘルゲランド
音楽ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タートゥーロ、ルイス・ガスマン、マイケル・リスポリ

オフィシャルサイト

 「面白い」と評判の高い映画は、往々にして余分な期待を膨らませて見てしまうものだ。そしてそれが噂にたがわず面白かったとしても、膨らませていた期待分だけ、面白気分が半減することもたびたびある。その分本作は、オープニングで一気に観客を呑みこむと、息もつかせずラストまで引っ張っていく。

 なお本作は、当サイトの「旧作コーナー」でも紹介している往年の傑作犯罪アクション「サブウエイ・パニック」のリメイク作であり、従って、ストーリーの骨子はオリジナル版をそのまま踏襲しているものの、全体から受けるイメージはかなり異なるものになっている。オリジナル版と見比べてみるのも一興だろう。

 ニューヨーク地下鉄。ペラム駅13時23分発の123号電車が、4人の男たちにジャックされてしまう。男たちは先頭車両だけを切り離し、そこにいた運転士1名と乗客18名を人質に取ると、運行司令室で指示を送っていた地下鉄職員ウォルター・ガーバー(デンゼル・ワシントン)を交渉人に立て、1000万ドルの現金を1時間以内に届けるよう市長と交渉せよ、とガーバーに迫る。しかも、遅れたら1分ごとに人質を1人ずつ殺害するというのだ。こうして平凡な地下鉄職員ガーバーと、ライダー(ジョン・トラヴォルタ)と名乗る犯人の、無線を通しての“ガチンコ対決”が始まることになる。タイトルにある“激突”とも重なるところだ。

 オリジナル版では、おっとりとした性格の主人公を演じたウォルター・マッソーと、冷徹で紳士然たる主犯挌のロバート・ショウがそれぞれいい味を出していたが、本作の犯人役トラヴォルタはここで、怒りっぽくキレやすい、短気な犯人像を見事に具現化していて、これが相当な恐怖感となって観客に迫ってくる。まさに“怪演”といえる。
 トニー・スコット演出は、ストーリーを巧みに現代に移し換え、スタイリッシュな映像と、キレのあるカット割で場面をつなぎ、スピーディに物語を展開してみせる。

 同じレシピを使いながら、食材と味付けを少し変えただけで、まったく新しい現代風料理としてよみがえらせた同監督の、会心の御馳走、と言ってよい味わいだ。
(2009/09/12)

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