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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

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新宿インシデント
THE SHINJUKU INCIDENT

新宿インシデント
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2009年
香港/日本
時間119分
監督イー・トンシン
脚本イー・トンシン、チュン・ティンナム
音楽ピーター・カム
出演ジャッキー・チェン、竹中直人、ダニエル・ウー、シュー・ジンレイ、加藤雅也、ファン・ビンビン、峰岸徹

オフィシャルサイト

 ジャッキー・チェンの映画と云えば、カンフー・アクションにコメディの要素を取り入れたコミカルで明るい作品がそのほとんどだが、本作はガラリと様相を変えている。つまり、これまで好感度100%のヒーローだけを演じてきた感のあるジャッキーが、ダーティな一面を持つ主人公に扮して、ここではシリアス演技に徹しているのだ。

 中国黒竜江省の寒村でトラックの整備工を営む鉄頭(ジャッキー・チェン)は、日本で消息を絶った恋人シュシュ(シュー・ジンレイ)を捜して密入国する。友人をたよりにアジトのアパートに身を寄せた鉄頭はそこで弟分の阿傑(ダニエル・ウー)と再会。だが、不法滞在者たちの仕事はどれも警察の目を逃れながらのキケンな仕事ばかりだ。ある日鉄頭は、日本のヤクザ「三和会」幹部、江口(加藤雅也)に寄り添うシュシュを見かける。彼女はすでに江口の妻になっていたのだ。鉄頭は失意のあまり、違法な裏社会の仕事にのめりこんでいく。しかし、ひょんなことからその江口の命を救うことになり、それが鉄頭の運命を大きく変えていくことになる……。

 物語は、日本で犯罪に手を染めるしか生きるすべのない不法滞在中国人たちの中にあって、主人公ジャッキーが、持ち前の義侠心から仲間内の信頼を得て次第にそのリーダーとなり、敵対する日本のヤクザと渡り合う、というものだ。ヤクザ抗争が主題なだけに台湾ヤクザの片腕が飛ぶなどの血なまぐさい場面にはことかかない。

 さらに、ここでのジャッキーは偽造テレカの売買やブランド品の万引き、さらには暗殺依頼を引き受けてヤクザの組長を暗殺するなど、ダーク世界のアンチ・ヒーローとして描かれる。これまでのような明るく軽妙なジャッキー映画に親しんできたファンにとって、まさに“青天のへきれき”とでも云うべき役どころなのだ。そしてここにこそ役者としてのジャッキー・チェンの新たな顔があるのだが、日本刀を振りまわして金髪女を抱くジャッキーはできれば見たくなかった、と思うファン心理もわかる気がするそんな映画でもある。

 ちなみに本作は、香港や日本ではR指定(年齢制限)を受け、中国本土では今のところ非公開だそうだ。
(2009/11/19)

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