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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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フレイルティー/妄執
FRAILTY

フレイルティー/妄執
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2001年
アメリカ
時間100分
監督ビル・パクストン
脚本ブレント・ハンレイ
音楽ブライアン・タイラー
出演マシュー・マコノヒー、ビル・パクストン、パワーズ・ブース、マット・オリアリー、ジェレミー・サンプター

 本作は、たとえ低予算でもこんなに面白い映画ができるという見本のような作品である。ただ残念ながら、この邦題では内容の推測さえできず、たとえレンタル店で見つけても借りたいと思う人は少ないだろう。ところがこれが意外にも、一度見たら忘れられない上質なサスペンスホラーであり、しかも監督が「シンプル・プラン」や「U-571」でお馴染みの俳優、B・パクストンの初監督作という驚きの一篇なのだ。

 ある嵐の夜、テキサス州ダラスのFBI捜査官ドイル(パワーズ・ブース)のもとに、フェントン(マシュー・マコノヒー)と名乗る男が訪ねてくる。あたかもテキサスでは、全米を震撼させる連続殺人事件が発生。“神の手”なるメモを残す犯人にFBIは手こずっていたが、男はその犯人こそ弟のアダム(ジェレミー・サンプター)だと捜査官に告げる。しかも、殺人を犯し続けた弟はすでに自殺したと語るフェントンは、少年時代にまで遡る信じがたい出来事を話しはじめる。

 弟が生まれてすぐ母親を亡くした兄弟は、車修理工の父親(ビル・パクストン)と三人で幸せに暮らしていた。
 ところがある日、父親が“世界の終わりが近いこの世に悪魔が送りこまれたので退治せよ”との天の声を聞く。父親は息子たちに、決して誰にもしゃべるなと口止めして三人で悪魔退治をしようと話す。そんな父のメモに見知らぬ7人の名を見た兄は不安で仕方がない。疑うことを知らぬ弟は父の世界にどんどん入り込んでいく。 やがて父親が天から授かったという“手斧”を持って帰るに及んで、兄の不安は一挙に恐怖に変わっていく。そしてある夜、恐れていた事態が兄弟の眼前に広がるのだ。口をふさがれた上、手足を縛られて恐怖におのく若い女性が兄弟の足元に転がり、その傍らには斧を手にした父親が……。ここに血塗られた狂気のドラマの幕があく。

 小さな町の、少ない登場人物の、いたってシンプルなお話だが、観客は兄の目線でドップリと話に引き込まれ、いつの間にか兄が味わうと同じ恐怖をタップリと味あわされ、やがてラストのオチに唸らされることになる。
(2009/12/24)

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